息子。世田谷区の某附属幼稚園を受験する。

育児

今月の初めに3歳の息子と幼稚園受験を受けてきました。記録として幼稚園受験の詳細を書き残したいと思います。

幼稚園受験を甘く考えていた!

うちで本格的に受験対策を始めたのは受験日の2か月前くらい。
息子が自分の名前や年齢、好きなものを言えるように練習したり、親は志望理由や家庭での教育方針を答えられるようにしたりとボチボチやっていました。

まあ、1年前から週1回知育教室に通ってるし、何だかんだでどこか入れるだろうと思ってました。

しかし、東京都の中で待機児童数ワーストNo1の称号に輝く世田谷区。保育園は当然のごとく募集0で入れず、幼稚園受験戦争も半端ではなかった。

我が家は共働きなので延長保育がある幼稚園を狙っていましたが、今の時代共働きの家庭が多く、延長保育がある幼稚園に応募が殺到。倍率2~3倍が当たり前になっているようです。
しかも、1年以上前から幼稚園受験対策の教室に通っている子やその幼稚園のプレスクールに通っている子の合格率が非常に高く、何も対策をしていない場合は入園できる可能性がかなり低いと思われます。

当日様子

その幼稚園は試験当日に願書を提出。そして提出順に面接時間が決まるらしい。
願書受付時間は朝の7時。早い!
気合を入れて6時30分頃に幼稚園に行ってみると、すでに無地のスーツに身を包んだパパ達が長蛇の列を作っている。なんじゃこりゃー!異様な光景だ。

っていうか平日ですよ?平日に休みを取れないパパは落とされるんですかねぇ・・・。怖いよー!
とりあえず無事願書を出していったん帰宅。

試験の時間が近づいてきたのでビシッと良い格好をして、親子三人で幼稚園へ向かう。

その時点で息子の様子がおかしい、両親の緊張感を感じ取ってかマトモに歩かない。
これはマズイ!と焦った雰囲気を感じ取って更に暴れる!の悪循環。
こんな変な行動初めて見た。緊張してる?

幼稚園に入ってからも変わらず、待機室に通されてからも座っていられない。
明らかに普段の息子の様子と違う。とにかく暴れる。想定外だ。

まずは親子3人での面接

息子を引きずりながら面接部屋の前の順番待ちの椅子に座らせるも様子は変わらず暴れまくる。

多分、これがプレスクールに通っていることの決定的な差なんだろうな。
環境に慣れているというだけで、非常に大きなアドバンテージがあるという事に気づきました。
プレスクールに入れるかどうかは抽選だったので完全な運です。

面接の順番が回ってきて部屋に通される。
一緒に挨拶をして、椅子に座る。

まずは息子へ質問。
面接官「お名前を教えてください」
息子「○○(自分の名前)」
面接官「おいくつですか?」
息子「2歳です」(本当は3歳)
面接官「今日の朝は何食べてきましたか?」
息子「卵です。」
面接官「他に何か食べましたか?」
息子「パンです。」

YES!良い調子じゃないか!

今度は両親に質問。

面接官「では、お父さんに質問です。幼児期の終わりまでにおける協同性についてのお考えをお聞かせください。」

私「え?(ちょっと何言ってるかわかんない)」

志望理由とか教育方針聞かないんか~い!っていうか質問の意味が分からない!キョードーセー?
と、パニックになっていると息子が椅子から立ち上がり逃げ出そうとする。そして妻が捕まえると暴れる。

家族全員大パニック!

横が気になるし、質問の意味が分からないしで的外れな回答をして終了。
なんだよこの質問・・・終わった・・・。

妻にも同じような質問をされ、暴れる息子を押さえつつ回答。もちろん上手く答えられない。

そして親への質問はその2つで終了。え?その質問だけで何が分かるの?

3分程の短い面接が終わり、次の行動観察へ。

親子同室型行動観察

親子同室型行動観察というのは、数組の親子が同じ部屋に入り、子供に課題をさせる試験です。

親は後ろから見ているだけ。声をかけたり子供が親のところに来てしまったらアウト!

今回はハサミとの色紙が1枚ずつ用意されていて、青い紙に書いてある線に沿って2つに切るというもの。

息子は椅子に座った途端、ハサミを持ち紙を赤と青両方粉々に切り始める。はい、終~了~!

やっぱり女の子の方がちゃんと指示を聞けて上手にできていました。

母子分離型行動観察

母子分離型行動観察は、親と離れて数人の子供達を1つの部屋に入れます。そして、子供がどういう行動をするかを見る試験。
親は中を見られないので完全にブラックボックス。

部屋の外で待機していると、思い切り息子の泣き声が聞こえてくる。
おいおい、いつも親と離れてても泣かないのでなんで今日だけ泣くんだ。

戻ってきたときには涙と鼻水でグチャグチャ。妻も「こんな息子初めて見た!」とビックリ。
息子に部屋の中で何をしたのか聞いてみると「ちょっと泣いちゃった」とのこと。
いや、ちょっとじゃないよ。その顔は。

という事で無事試験も終わり、想像通り不合格。うん、納得の不合格だ。

まとめ

正直、幼稚園受験なめてました。こんなに恐ろしいイベントだとは思わなかった。

実際試験を受けて思ったのが、幼稚園受験は普段の生活習慣を見られる試験だということ。普段できないことは急にできない。普段から色々気を付けて生活してないと受からないですね。

帰ってから面接での質問の意味を検索したところ、下記のようなサイトを見つけた。

幼稚園教育要領にある「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」に質問の内容が丸かぶり。こんなん分からんわ!

ただ、この「10の姿」は家庭教育での指針にすると良いかも。知っているか知っていないかで、子供への接し方が変わってくると思う。

今回のお受験騒動で親子共にかなり得るものが多く、成長できたので受験して良かったと思っています。

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