2016年4月11日
ルート:笹子駅~笹子雁ヶ腹摺山~米沢山~お坊山~大鹿山~笹子駅
コースタイム:7時間15分
困った時の秀麗富嶽に行ってきました。
今回は滝子山に並んで四番山頂の「笹子雁ヶ腹摺山」。「ささごがんがはらすりやま」と読みます。
なんとも変わった名前ですが、この名前の由来は渡り鳥のガンが腹をするように山の上を飛んでいくことから名づけられたらしい。
アクセスの良い秀麗富嶽シリーズですが、今回も笹子駅から歩いて登山口まで行けます。
8時に中央線「笹子駅」に到着すると、空はどんより曇り空。
今まで秀麗富嶽シリーズで富士山が見られなかったことは一度もなかったけれども、今回は駄目かも知れない。
8時15分 準備を整えて笹子雁ヶ腹摺山へ出発。
笹子駅の目の前を走っている国道20号線を左に進み、線路の高架下を抜けていきます。
「晴れろ!晴れろ!」と念じながらしばらく歩いていると、徐々に空が青くなってきました。行けるかも!
登山口手前まで来ると、青空が広がってきました。
右側の山々を見ると、山の頂上に何か光っているぞ・・・。
・・・カンバン?
8時54分 登山口付近まで着たけれど、何も標識がありません。(本当は手前にあったみたいだったけど見逃しました)
方向的に工事してる通路なので、とりあえず入ってみる。
少し進むと標識があったので、合っていたみたいだ。
序盤から終盤まで見上げるような急登をひたすら登る!
中盤に小ピークがあり一息できる場所があるが、それも少しだけ。
ほとんど休ませてくれません。スパルタです。
あっ!これは下で見たやつ!
これは電波反射板で、昔は通信電波の中継をしていたらしい。今は使われておらず、ボロボロになっている。
この先1分ほどで笹子雁ヶ腹摺山山頂へ着きます。
この標識の左端にあるQRコードを読むと、ご褒美画像が貰えます。今まで全部見逃してた・・・。
見えたー!
曇ってて見られないと思っていただけに、嬉しさ倍増。
先は長いので、次の米沢山を目指します。
米沢山まではアップダウンを何度も繰り返し、途中鎖場もあり、結構険しい道です。
米沢山に向かう途中に下の看板を見かけたら注意。矢印を無視して直進しましょう。
直進した先には今回のルートで一番の大展望が待っています。
そこから30分ほど歩くと米沢山です。
11時14分 米沢山山頂
眺望は良くないので、通り過ぎてお坊山を目指します。
またまたアップダウンを繰り返しながら更に30分。
11時46分 お坊山着
ここからは南アルプス方面が一望できます。
白根三山、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳などが綺麗に見えました。
眺望はここが最後です。しっかり目に焼き付けましょう。
少し進むと分岐があり、緑の標識に「大鹿山」、もう一つは真っ白。
方向的に真っ白標識がお坊山東峰なので、そちらへ進む。
次は大鹿山だ!
大鹿山手前に直登ルートと巻き道ルートがあったらしく、特に標識もなかったので、いつの間にか巻き道ルートへ。
なんか左上にルートらしきものがみえておかしいとは思っていたが・・・いつの間にか大鹿山を通り過ぎていました。
仕方なく戻ります。戻るといっても3分ほど。
いいですねぇ。この手作りの標識。大鹿山への愛が溢れています。
どんどん行きます。
大鹿山の次の「オッ立山」へは15分ほど。
この標識の先、進めるように見えますよね?
実際進んでみると、どんどん道がなくなってきて、怪しい雰囲気になってきます。
実はこの左側に本ルートがあります。ご注意を。
この先も突然トレースもピンクリボンもなくなったりして、凄い分かりづらいです。こんな感じ・・・。
右往左往しながら、何とか標識を見つける。
ここまでくれば大鹿沢を下るだけ。安心です。
滝を見ながら下ります。沢沿いの道は癒されます。
14時30分 登山口に到着です。ここから笹子駅までは1時間弱。
少し歩くと桜公園がありました。
この季節ちょうど満開で見ごろを迎えていました。
国道20号線に出て西進すると笹子駅に着きます。
笹子駅の前に笹子餅が売っている。笹子餅は甲州街道の難所、笹子峠越え時代からの伝統ある味。
一日の締めくくりに購入し、電車を待っている間に食べようと買って見ました。
しかし、ちょうど電車が来ていて食べられず・・・。
今回のルートは累積標高差が1,150mで急登ばかりの健脚コース。
笹子雁ヶ腹摺山まではペースを落として後半に備えて登ると、気持ちよく最後まで歩けます。
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