双六岳、笠ヶ岳テントを背負って周遊2泊3日 Part1

登山

夏休みを9月14日から19日まで取って、巷で「日本最後の秘境」と言われている雲ノ平に行く予定でした。しかし、残念ながら期間中のほとんどが雨予報!

今回は見送り富山行きのバスをキャンセル。夏休み初日をゆっくり家で過ごしつつ、雲ノ平の天気予報をチェックしたら15日から17日が曇り時々晴れに変わっているじゃありませんか!

急遽ルートを練り直して、新穂高温泉から入山、双六岳と笠ヶ岳を2泊3日で縦走することに決定。

急いで平湯温泉行きの夜行バスを予約。パッキングを済ませ新宿へ。慌ただしすぎる・・・。

Day1 新宿~新穂高温泉~双六小屋

小腹が空いたのでバスタ新宿へ向かう途中にあるバーキンでハンバーガーをテイクアウトしたんだけど、実はここから先、帰ってくるまでゴミ箱が一つもないんです!バーキンの紙袋は無事2泊3日の山行を終え東京に帰ってきました。

さて、バスタ新宿22時55分発で平湯温泉には3時25分着。>バスを乗り継いで新穂高ロープウェイまで行くんだけど、始発が7時。4時間弱も待たなければならない。

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暇で仕方ないのでベンチで仮眠。ちょうど銀マットもあるし、快適な野宿となりました。マットさえあれば、もうどこでも寝られるな。

7時45分。新穂高ロープウェイに到着。南アルプスと張るレベルでアクセスが悪いぜ。

ロープウェイの近くにある新穂高センターで登山届をを提出する。

今日のコース

新穂高温泉 8:25 ~ わさび平小屋 9:45 ~ 鏡平山荘 13:00 ~ 弓折乗越 14:10 ~ 双六小屋 15:05

総コースタイム6時間40分

今日のルートは新穂高ロープウェイから、わさび平小屋を経て鏡平。そこから双六小屋までの標高差約1,500m。コースタイム7時間く40分のロングルート。

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今回は2泊3日のテント泊ということで荷物の重さが20kg弱と過去最重量。でも何故か何とかなるという自信があった。

準備を終え8時25分新穂高センター出発。15時30分より前には双六小屋に着きたいところである。

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まずはわさび平小屋まで1時間20分。わさび平小屋までは道が全て整備されていて、ほぼ平らな道。余裕だぜ!
と思ったけど

うーん。足が重い!呼吸が乱れることはないんだけど、足に重りがついているように重いのだ。荷物の重さもあるんだろうけど、寝不足がかなりデカイ。合計5時間くらい寝てるんだけど、1時間刻みくらいで起きているので熟睡出来ていないのである。

途中、笠新道の登山口がある。ここを行けば笠ヶ岳まで最短で行く事が出来るが、標高差1,900m、コースタイム約9時間のスーパーハードコースだ。

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分岐から10分ほどで、わさび平小屋に到着。

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時間がないので少し休憩してすぐに出発します。

10時17分。小池新道入口が見えてきました。

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ここから鏡平まで約900mの急登。気合を入れて行きましょう!

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いきなりガレた登山道でヤバそうだと思ったんだけど、実際登ってみると段差の低い階段状に整備されていて、すこぶる登りやすい。山小屋の人が凄まじい時間をかけて整備してくれたのでしょう。ありがたいことです。しばらく、そんな道を歩いていきます。

13時00分
コースタイムより1時間早く鏡平に到着。

キツイ!
「もう、鏡平山荘に泊まろうかな・・・。」と考えていると、そこにいたおじさんに「双六まで行くんですか?」と聞かれたので、とっさに「はい。そうです!」と元気に答えてしまった。もう行くしかないでしょ。折れかけた心を取り戻す。

ここでは鏡池に映る逆槍ヶ岳が見えるんですが、今日は曇っていて全く見られませんでした。次回に期待!

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ここまでくれば、後は弓折岳乗越経由で双六小屋まで2時間ちょっと。
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縦沢岳方面はガスがなく、綺麗に見えました。

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写真左側にある弓折尾根の向こう側に双六岳小屋がある。

あと2時間と思うと、心なしか足取りが軽くなる。さっきよりもスイスイ登っていける。

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その感覚は正しかったようで、50分ほどで弓折乗越に到着した。やっぱり登山は心持一つなんですよ。行けると思ったら行けるんです。

さて、後は尾根道を1時間歩くだけ。晴れてれば気持ちよさそうだ!

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しばらく歩くと、とうとう見えました双六小屋!うぉー!鷲羽、水晶もみえる!メチャクチャ良い場所にあるなぁ。

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15時6分 ついに双六小屋に到着!予定より若干早めに来られたな。上出来だ。

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平日ということもあってテント場はそこまで混んでおらず、余裕を持って場所を確保できた。

早速テントの設営をしていると、真っ黒に日焼けした人がでっかい荷物を持ってサンダルを履いて歩いてきた。話を聞いてみると、高天原温泉からサンダルで歩いてきたとのこと。いやいやいや。近くの銭湯に行くんじゃないんだから!

ふと足を見てみると、足の指の筋肉が見たことないような形に鍛え上げられていた。まるで裸足で生活をしている国の人みたいな足である。

更に話を聞いていると、北米の方を1万キロ以上自転車で旅をしたりとやたらスケールがでかい。この人・・・只者じゃない?

こういうオモシロい人と出会えるのも山の魅力の一つである。色々話をしていたら日が沈んでしまったので、そろそろ就寝。明日は朝一で双六岳を往復してから笠ヶ岳へ向かいます。ちなみに只者じゃない人も明日は笠ヶ岳だそうです。

2日目へ続く

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