【八ヶ岳】朝焼けに染まる赤岳を目指す1泊2日登山旅

   

2018年8月26~27日にかけて1泊で八ヶ岳に登ってきました。

もともとは白馬三山の縦走を企んでいたんだけど、天気予報が曇りだったので急遽行き先を変更して八ヶ岳となりました。
はい、これで3年連続白馬岳はお預けです。全然行けない白馬岳。憧れるぜ。

八ヶ岳は過去に蓼科山と赤岳に登ったことがあって、いずれも日帰りピストンでした。

今回初めて八ヶ岳に1泊しましたが、八ヶ岳の魅力は泊まってこそ分かると強く思った旅でした。

今回のルート

登山日:2018年8月26~27
コースタイム
(1日目)

美濃戸口 10:29 → 美濃戸山荘 11:09 →  行者小屋13:05 → 阿弥陀岳 14:16 → 中岳 14:50 → 赤岳 15:36 →  赤岳展望荘 16:04
合計時間:5時間35分 (標準コースタイム:6時間50分)
合計距離:9.76km
累計標高差(上り):1,526m
累計標高差(下り):292m
          

(2日目)
赤岳展望荘 7:15 → 横岳 8:43 → 硫黄岳山荘 9:16 - 9:45 → 硫黄岳 10:09 - 10:37 → 赤岳鉱泉 11:39 → 美濃戸口 14:00
合計時間:5時間45分(標準コースタイム:5時間40分)
合計距離:11.83km
累計標高差(上り):259m
累計標高差(下り):1,460m

アクセス

赤岳の登山口はいくつかありますが、今回は一番人気がある美濃戸口から入山します。

【電車でのアクセス】

新宿 中央線→ 高尾 中央本線→ 茅野 3,348円
        or
新宿 スーパーあずさ(松本行)→ 茅野 6,228円

茅野 アルピコ交通(バス)→ 美濃戸口 930円

マイカーの場合は赤岳山荘まで行けますが、結構道が荒れているのでご注意を。
バス停と同じ美濃戸口にも駐車場があるので、そちらの方が安心かも。

今回、私はスーパーあずさを使うか迷ったけど、ケチって鈍行利用に決定

ということで朝4時半に自宅を出発。
うちの近くの牛丼屋でチーズ豚丼を食べて始発で新宿へ向かう。

ウキウキしながら中央線で高尾方面に向かっている途中、大変な事に気づいてしまった!

登山靴、牛丼屋に忘れた・・・。

なんて阿呆なんだ。山に行くのに登山靴を忘れるなんて・・・。

既に地元の駅を出発してから40分。もはや八ヶ岳登山中止か!と覚悟を決めつつ乗換案内で時間計算。
その結果、ケチって始発で出発していたのが幸いして7:00発のスーパーあずさに間に合う事が判明!
ケチった自分を褒めてあげたい!えらいよ!

再びウキウキしながら地元の駅に引き返す。
牛丼屋で無事登山靴を受け取れたし、あずさ号では座れてゆっくり眠れたし、茅野には予定より早く着いたし。

結果オーライ!

10時07分 無事に美濃戸口バス停到着
まずは入山届を書きましょう。

今回の歩く予定のルートは
美濃戸口~阿弥陀岳~赤岳~赤岳展望荘(1泊)~横岳~硫黄岳~東天狗岳~高見石小屋~白駒荘~麦草峠

お気付きだろうか・・・上記の実際歩いたルートと入山届のルートが全く違うのを。

色々あって大幅にルート変更することになってしまいました。理由は追々書いていきます。

まずは阿弥陀岳方面へ向かいます。
早速分岐の看板が現れる。阿弥陀岳の右のオレンジ矢印が消えていて、一瞬左に見える。

ちなみに私は看板をチラ見して「はいはい、阿弥陀は左ね。」と見事に間違える。

そんなことも知らずズンズン歩いて行き、数十分経ってやっとおかしいと気付いた

全然阿弥陀岳の標識が出てこない。ええ、間違えてますからね。

でもまだ修正できる。
少し遠回りになるけど、行者小屋から阿弥陀岳へ向かうルートがあるのである。

時間的にコースタイム通りだと遅すぎるので、ペースを上げて歩きます

八ヶ岳は南アルプスに似ていて、樹林帯が美しい。そして樹林帯ゾーンが長いので思う存分樹林帯を堪能できる。

キノコもあるよ!

初めのうちは綺麗なので「癒される―!」とか言いながら気分良く歩いていたが、人間贅沢なもので次第に飽きてくる。
「山が見えない!」とか「行者小屋はまだか~!」とかブツブツ言いながらひたすら歩く!歩く!歩く!

いや、本当に樹林帯ゾーンが長いんだ。

樹林帯を歩くこと約2時間30分ついに待望の山が見えてきました。ここまで来れば行者小屋はもうすぐだ!前回来たときの記憶が蘇ってきた。

早く歩いた甲斐あってコースタイムより1時間ほど早く行者小屋に到着。行者小屋は相変わらず賑わっていて、テントもたくさん設営されていた。
目的地の赤岳展望荘もすぐ目の前に見える。

「近そうで ホントは遠い 展望荘」

一句詠んでいる場合じゃない。時間がないので5分だけ休憩して出発です。

ここから傾斜も強くなり、本格的な登山道に変わってくる。

中岳のコル。ここから阿弥陀岳山頂までは25分。

たった25分?ちょろいやん!と思ったら大間違え。
25分間の急斜面岩登りです。
登り始めた後に中岳のコルに荷物デポってくれば良かったと一瞬思ったがもう遅い。
気合いで登るぞ。

14時16分 阿弥陀岳山頂阿弥陀岳山頂の標識は台風の影響なのか半分吹っ飛んでいた。

阿弥陀岳山頂からは中岳と赤岳が良く見える。
これからあの急斜を登るのか~。もう見た目が既にキツそうだ!

気持ちを奮い立たせて、まずは阿弥陀を下山。
登るより降りる方が何倍も難しい。

間違ったルートに入ってしまい、変な位置に右足を置いたまま無理に降りた。

結果、右足がズルリと滑った。その拍子に左膝を岩に強打!

足は動くので骨折はしていないみたいだけど、内出血のせいか膝を深く曲げると結構痛い。
これは明日のルート変えないとダメかもなぁ・・・。

取り敢えず歩くのには支障がなかったので、そのまま中岳へ進む。中岳からは赤岳が大きく見える。これはボス的存在感。

目の前まで来るとさらに威圧感!

さて、最後の登り頑張りますか~。
上の方はやっぱり険しい岩場になっていた。
でも、阿弥陀の登りに比べたら楽。

15時36分 赤岳山頂に到着!
ここまで来れば展望荘は目と鼻の先。200mほど下れば到着だ。

なんとか16時くらいには到着できそうだ。やっぱり時間ギリギリの登山は精神的に疲れる。

16時3分 赤岳展望荘に到着受付時に一通り説明を受け、ピンク色のカップを貰う。
この色で食事の時間帯が決まっているらしい。

夕食&日の入りまで時間があったので三脚を持って外を散歩。
展望荘からは富士山や阿弥陀岳、赤岳はもちろん北八ヶ岳方面も良く見える。

さすが展望荘と言う名が付いているだけある。

30分ほど写真を撮って、寒くなったので談話室で休憩。

スマホをいじったり、地図を見たりしながら日の入りの時間になるまで時間潰す。
事前に調べていた日の入り時間は18時25分。
10分前になったので、さて行くかと立ち上がると近くにいた男の人に話しかけられた。

男「日の入りの写真撮るんですか?」

私「はい。後10分くらいで日の入りの時間ですよね?」

男「え?もうそんな時間?俺も行こう」

みたいな会話をした後、談話室を出ると太陽はまだ高く輝いていた。

後10分じゃ全然沈みそうにない。
なるほど、地上と山頂じゃ日の入りの時間に誤差がでるんだな。

と言う事で先ほど話しかけてきた男性(Nさん)と先に夕食を食べることにした。

赤岳展望荘の夕食はブッフェスタイル。
豚の角煮
食べ放題。
腹が減りすぎて食べてしまったので写真はなし。

夕食を食べ終わる頃に日の入りの時間となりました。

私の今回の目的は赤く染まる赤岳を撮る事。
意気揚々と三脚をセットして赤岳が赤く染まるのを待ちます。遠くの雲はすでに赤くなっています。

これは期待できる!?

来るぞ来るぞ~!

アーベントロート!
・・・って、あれ?

夕日が雲に隠れて赤岳が赤く染まらず!代わりに付きが赤く染まっていました・・・。

残念ながら夕焼け赤岳は見られなかったが、赤岳展望荘にはもう一つ楽しみがあるんです。

なんとこの山小屋には4~5人入れる大きなゴエモン風呂があるんです
標高2,700mもある稜線上で温かいシャワーと風呂が使えるなんて贅沢すぎるでしょ!

風呂は男女入れ替え制
女性が14:00~15:20 / 18:30~19:20
男性が15:30~16:50 / 19:30~20:20

私は2回目の19:30ピッタリから風呂へ行く。
風呂の湯はもちろん変えていないので、1回目の登山者の出汁で濁りまくっております。
色々考えると入れなくなるので、一旦全部忘れることにする。

シャワーも風呂も温度は熱めで冷えた体には最高に気持ち良い

私の他にも3人入ってきて、全く知らない者同士4人で話が盛り上がった。
こういう体験が出来るのも山小屋ならではだなぁ。

明日は朝焼け赤岳を撮るため、早めに就寝。

晴れろよー!

2日目

今回は久しぶりの山小屋泊。
日曜日~月曜日と言う事もあり山小屋は結構空いていた。両側に人がいないのと耳栓のおかげですっかり熟睡してしまった。ふと目覚めると、周りに誰もいない。

あ、しまった!寝過ごした!

慌てて時計を見ると4:45。

あ、あぶねぇ。まだ夜明け前だ。皆さん赤岳山頂からご来光を見に行ったんだね。

昨日は残念ながらアーベントロート!と叫べなかったので、今日はモルゲンロート!と叫べるように願いたい。

今日の日の出の時間は5時10分。
急いで支度をして外に飛び出すと、空はもう明らんでいた。今にも太陽が顔を出しそうだ。

赤岳が良く見える場所で三脚を設置して朝日が赤岳を照らすのを待ちます。
そして・・・5時15分・・・

はい、来ました!モルゲンローーート!

朝日の強い光を浴び、ただでさえ赤い赤岳が銅褐色に輝く!
その姿は見る者を圧倒する荘厳さだ。

この景色が見られるのは赤岳に泊まった人だけ!

さて、目的は果たせたので朝食を食べに戻りますか。

今日の朝食は卵焼き、ミートボール、ウィンナー、漬物、ご飯、味噌汁。

もちろんバイキング形式で食べ放題!

今日は東天狗岳の方まで縦走予定だったけど、昨日ぶつけた左膝の調子が悪いので硫黄岳を周って美濃戸口へ下るルートに変更
気軽にルート変更できるのがソロの強みだ。

出発しようと思っていると、昨日仲良くなったNさんとお風呂で一緒になったSさんも同じ方向だという事で一緒に行くことになった。強風が八ヶ岳連峰に当たり凄い勢いで雲が生成されている。

まずは横岳を目指して歩きます。横岳までの道は急峻な岩場が連続でスリル満点。

あまりにも景色が綺麗で夢中で写真を撮っていたら、どんどん時間が過ぎていく。

8時43分 横岳到着
横岳からは隣の硫黄岳が近くに見える。
大きなアップダウンはなく、気持ちよく歩くことができる。

横岳から30分ほど歩くと硫黄岳山荘。
ここで一休み。ルート変更したので時間に余裕がある。
のんびり行きましょう。

水がなくなってしまったので補給する。1L 100円で購入できる。
ここの山小屋も凄く綺麗だ。八ヶ岳の山小屋は軒並み綺麗でビックリする。

山荘から緩い登りを10分ほど登れば硫黄岳山頂である。
硫黄岳山頂は非常に広く、南北両側には大迫力の爆裂火口跡が見られる。
火口付近は断崖絶壁で深さは550mもある。落ちたらひとたまりもない。

本当に八ヶ岳は変化があって面白い山だ。

硫黄岳直下にある日本最高所野天風呂である本沢温泉に入る事を夢見て、奈良からやって来たSさんとはここでお別れ。

とうとう後は帰るだけとなった。いつまでも山にいたい気持ちを抑えて下山します。
帰りのバスの時間を気にしていたらNさんが車で清里まで乗せていってくれるとのこと。ありがてぇ!ありがてぇ!

帰りのルートは赤岳山荘から美濃戸山荘。ソロだと非常に長く感じる樹林帯の下りだが、話し相手がいると短く感じる。

清里からは小淵沢まで行って、来たときと同じスーパーあずさに乗って帰る。
久しぶりの小屋泊で疲れていたのか、帰りは2時間爆睡。

これにて充実の八ヶ岳登山終了。

まとめ

今回は時間の関係でテントを買って以来、実に4年ぶりの山小屋泊となりましたが、色々な人と話せたし、飯はおいしいし、風呂にも入れたし、とても楽しかった!
そして八ヶ岳にある山小屋のクオリティの高さには驚いた。

怪我をして東天狗方面まではいけなかったけど、目的であった赤い赤岳も撮れたし満足度がかなり高い登山となりました。

次は今回の続きで硫黄岳から蓼科方面をテント泊で歩いてみたい!

八ヶ岳が載っている地図

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