先日夜8時半頃、隣町の駐輪場に駐めていた自転車を回収し、帰宅していました。
駐輪場を出てすぐ、後ろから小型トラックが走ってきました。
そのトラックに抜かれざまに、トラックの荷台が私の自転車のハンドルに衝突!
時速15kmくらいで走っていたので、私は当然大きく転倒。
しかしトラックは止まることなく去ってしまい、私は痛みでうずくまる事しか出来ませんでした。
そう、これはひき逃げ事件!
右脇腹を強打し呼吸が上手く出来ないながらも、頑張ってトラックを見たが一切スピードを緩めることなく走り去ったため、残念ながらナンバーは見えなかった。
幸運にも頭を打つ事はなかったが、複数箇所の怪我をした。左手のひら、左膝、右肘、右脇腹、右足親指。結構なダメージである。
そして、その時着ていたモンベルのダウンの袖部分が破れていました。これかなり高かったのに!くそっ!
どうせ相手のナンバー見てないし、警察に連絡しても意味ないと思い、その日は警察に連絡せず直帰しました。
翌日、会社の近くの交番へ行ってひき逃げ事件の話をしてみました。
すると、「管轄外なので対応できないが、管轄の警察署で調書を作成して、犯人を探すことは出来ます。ただナンバー等見ていないのであれば、犯人を捕まえるのは難しいと思う。」とのこと。
もともと、犯人探しをするつもりはなかったので、他に調書を作るメリットが有るのかを聞くと、「犯人の捜査を開始することが出来る。」との回答しかなかったので、何もしないことにしました。
その後、病院へ行ってレントゲンを撮ってもらったところ骨折はなく、膝の内出血が全治2週間とのこと。骨が大丈夫でひとまず安心。
後日その話を知人に話すと「それは政府保障事業の対象じゃない?」とのこと。え?何それ?
政府保障事業とは
政府保障事業は、自動車損害賠償保障法に基づき、自賠責保険(共済)の対象とならない「ひき逃げ事故」や「無保険(共済)事故」にあわれた被害者に対し、健康保険や労災保険等の他の社会保険の給付(他法令給付)や本来の損害賠償責任者の支払によっても、なお被害者に損害が残る場合に、最終的な救済措置として、法定限度額の範囲内で、政府(国土交通省)がその損害をてん補する制度です。
引用:国土交通省
へぇ~!そんな制度があるんだ。要は請求する相手がいなかったり、支払能力がなかったりした場合に政府が代わりに補償しますよ。という制度。
ひき逃げの場合は犯人が見つかれば、国が加害者に請求するという仕組み。補償金額は自賠責と全く同じだそうです。
「せっかくなので、この制度を使ってみようかな~」と詳しく調べてみると結構必要書類が多いぞ。
請求に必要な基礎書類
請求区分や損害の範囲に応じて、次の表に掲げる書類が必要となります(表中の必要書類の一覧は一般的に必要となる基礎書類であり、請求を第三者に委任する場合や被害者が未成年の場合などについては、この他にも書類が必要となる場合があります。詳しい内容については、損害保険会社(組合)の請求受付窓口へお尋ね下さい。)。
なお、各書類は「写し」と記載があるものを除き、必ず原本を提出していただくことになります(◎印は必ず提出していただく書類、○印は必要に応じて提出していただく書類です。)。また、※印を付した書類は、損害保険会社(組合)の窓口に様式が備え付けてありますので、ご利用下さい。
書類名 作成者
(発行者)請求区分 傷害 後遺障害 死亡 ※ 政府保障事業への損害のてん補請求書 請求者 ◎ ◎ ◎ 請求者本人の印鑑登録証明書 市区町村 ◎ ◎ ◎ 交通事故証明書 自動車安全運転センター ◎ ◎ ◎ ※ 事故発生状況報告書 事故の当事者等 ◎ ◎ ◎ ※ 診断書 病院 ◎ ◎ ◎ ※ 後遺障害診断書 病院 ◎ 死体検案書又は死亡診断書 病院 ◎ ※ 診療報酬明細書 病院 ◎ ○ ◎ ※ 通院交通費明細書 請求者 ◎ ◎ 健康保険等の被保険者証(写し) 請求者 ○ ○ 戸籍(除籍)謄本(注1) 市区町村 ◎ ※ 休業損害証明書(給与所得者の場合)(注2) 雇用主 ○ ○ ○ その他損害を立証する書類、領収書等 ○ ○ ○ ※ 振込依頼書 請求者 ◎ ◎ ◎ (注1)亡くなられたご本人について、出生から死亡までの省略のない連続した戸籍(除籍)謄本を提出して下さい。
また、法定相続人及び遺族慰謝料請求権者各人の戸籍謄本(又は抄本)を併せて提出して下さい。(注2)事業所得者や自由業者で休業損害を請求される場合は、確定申告書(事故の前年分)の写しを提出して下さい。
引用:国土交通省
ほうほう。書類集めるのメチャクチャ大変そうだな。
そもそも、事故にあって即帰宅したので交通事故証明書ないし・・・。っていうか、交番で政府保障事業のこと教えてくれればすぐ調書取ったのに!1週間経ってるけど発行してくれるのかな?
一応、家の近くの交番で聞いてみた。
交番の人「わからない。事故現場の近くの警察署に電話して聞いて。交番にネット環境ないんで電話番号は自分で調べて。」
や、役に立たねぇ!警察署の電話番号さえ教えてくれない。何というサービスの悪さ。
仕方ないので、自分で警察署の番号を調べて電話。
すると、「可能です。でも自転車の傷等を見ないといけないので、今から自宅にお伺いしてもいいですか?その後現場まで送迎します!」との回答。
めっちゃ対応良いじゃん!
交番との対応の差がすごい。なんなの?
1時間ほどで実況見分は終わり、一週間ほどで交通事故証明書を発行する手続きが完了するとのことです。
1週間後に近くの交番で交通事故証明書申込用紙を貰って書類に必要事項記入、ゆうちょ銀行か各都道府県の安全運転センターで発行できます。ただし手数料がかかります。
うーん、すこぶる面倒くさい。
でも、もしかしたら慰謝料貰えるかもしれないので頑張る!
まとめ
ひき逃げにあっても政府保障事業という制度があるので、入院などをして高額の治療費がかかってしまった場合はとても助かります。
また、当て逃げで車に大きな傷が
そして交通事故に遭って怪我していたら、必ず119番!帰っちゃ駄目ですw
なぜ110ではなく119かというと、119に事故だと言えば、同時に110にも連絡してくれるので、まずは119にかけましょう。
現在政府保障事業の手続き中です。また進捗を伝えたいと思います。
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