最近は息子も長距離歩けるようになってきたので、電車に乗って遠い場所に行く時以外はベビーカーは邪魔なので使用していない。最近だと5kmくらいの距離ならベビーカーを家において行くようにしている。
当然、長時間も歩いていると途中で疲れて抱っこを要求されるのだが、10kg以上ある息子を抱っこして歩くのも限界がある。そんな時は肩車をすることにしている。もちろん屋外限定で。
私は登山や通勤、子供と出かける時もザックを背負っているので、僧帽筋が鍛えられているのか何時間肩車をしていても全く疲れないのである。
肩車の姿勢
肩車をしている時の姿勢が前傾になり、首の上に子供が乗るような体勢だと首に負荷がかかり、肩車が長くは続かない。それどころか肩こりの原因になったり、首を痛めてしまったりと大変危険。
あごを引き、腹筋に力を入れ、胸を張って頭と子供を背骨で支えるようにすれば、疲れずに長時間歩ける。文字にして書くと難しそうだが、やってみるとそれほど難しくない。
メリット・デメリット
そんな楽ちんな肩車だが、やはりメリットとデメリットがある。
メリット
- 急いでいる時に速い
- 抱っこより疲れない
- 子供のバランス力UP
- 子供の体幹の筋力向上
- 親子の信頼関係UP
挙げてみると、なかなかメリットが多い。意外と上に乗っている子供もバランスを取るのに力を使っている。
デメリット
- 落下する危険がある
- 子供が頭をぶつける
- 転んだ時に子供のダメージがでかい
デメリットに注目してみると、とにかく「危険」ということが分かる。
私の息子も、まだ筋力がついていない1歳前後の時は、前に歩き出す時の加速に耐えられず後ろにひっくり返りそうになっていた。両手で背中を支えるようにしてあげると安定するのですが、ずっと手を上にあげていることになるので、次第に手が痺れて、腕の感覚がなくなってくる。この体勢は10分と続かずとてもツライ。ある程度子供の筋力が付いてからにした方が、親も子もお互い安心・安全だと思う。
2番目については、普段一人で歩いている時は何も気にせず歩いているが、実は頭のすぐ上を色々な物がビュンビュン通り過ぎている事に気が付いた。肩車をしながら普段通り何も気にせず歩いていたら、子供の顔や頭にガンガン物が当たってしまうだろう。私は今のところ葉っぱに当たる程度で大事には至っていないが、もし当たった物が角のとがった物であったら大怪我につながっていた。
まとめ
普段気軽に肩車をしていたが、実は子供にとって大変危険な行為である。だが肩車にも大きなメリットはあるので、「危険だからしない」のではなく、危険だと知った上で、気をつけて肩車をすれば危険度は大幅に減るのではないかと思う。
子供の頃に「父親に肩車をしてもらった」という体験は、大人になるまで消えない貴重な記憶となるだろう。
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