子育てをしていると叱らなければいけない時が必ず来ます。
わたしが叱る時は「危険な事」、「人に怪我をさせる事」、「人に迷惑をかける事」をした時です。
でも、最近叱れない(叱らない?)大人が増えているみたいです。
はたして全く叱らなくても子供は成長できるのでしょうか?
叱らない子育て
”叱らない子育て”って聞いたことありますか?
かの有名な尾木ママの「叱らないで褒めて子供を成長させましょう」という趣旨の教育法です。
でも、どうも意味を履き違えて叱らない子育てをしている親がいるみたいです。
子供が悪いことをしても何も言わずに見ているだけだったり、子供が他の子を叩いても、自分の子供には何も言わずに相手の子供に「ごめんねー」と謝るなど・・・。
本当にそれでいいの?
尾木ママの話をよくよく聞いてみると叱らないというのは、子供が何をしても許容するというのではなく、子供を傷つけないように理解しつつ叱る(正しい方向へ導く)という事だと思います。
怒ると叱るの違い
「怒る」を辞書で調べてみると・・・。怒るの説明に叱ると書かれている・・・。
でも、教育の話では明確に怒ると叱るの違いがあるらしく、色々と調べてみた結果こういうことでした。
「怒るのは自分のため。叱るのは相手のため。」
怒るというのは自分の思い通りにならなかったり、爆発した感情を相手にぶつけて発散すること。
相手を傷つける行為ですね。
叱るというのは、相手が間違ったことをしたり、危険なことをした時に正しいことを教えてあげて、同じ間違えを犯さないようにすること。
相手を思いやる行為ですね。
僕も時々、感情に流されて怒ってしまうことがあります。
怒ってしまってから、しまった!と思うわけです。
どういう風に叱れば良いのか
大人には当たり前のことでも、子供にはもちろん分かりません。
子供は取りあえず色々と試してみて実験してるんだと思います。
せっかく好奇心をもって実験をしてるのに、突然「ダメ!何やってるの!」って言われます。
子供はこう思います「実験ですけど。何が駄目なの?」
でも、説明はなく強制中断。
これじゃあ納得できないでしょう。
叱る時は、まず大人が冷静になって深呼吸。
冷静かつ強いトーンでなぜ駄目なのかを諭します。
例えば
・顔を叩かれた時(叩いた時の人の反応実験)
「イタタ!顔を叩いたらパパは痛くて悲しいよ」
・食べ物を投げた時(物の落下実験)
「食べ物は投げるものじゃないんだよ。ご飯を食べて○○君が元気になったらパパ嬉しいな!」
・台所の引き出しをあさる(家宅調査)
「ここには危ないものが入ってるんだよ。○○が怪我したらパパは悲しいよ」
など、感情に訴えかけることで、子供の心に刺さります。
更に叱る前に一度肯定することで、気持ちを理解してることを伝えます。
・絵本を破る(破った時の音実験)
「音が面白いんだよね。でもね・・・」
・リモコンをいじる(リモコン動作実験)
「リモコン使えるの!?凄いね!でもね・・・」
怒るのは簡単だけど、叱るのは結構面倒くさいんです。
まとめ
見かたを変えると、常識にとらわれない好奇心からの行動だということが分かってきます。
そう考えると、腹が立つどころか親だけが迷惑することならどんどんやれ!と思ってしまいます。
子供の性格や家庭事情などによっても叱り方は色々あると思いますが、ひとつの参考になればと思います。
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