2016年5月1日
ルート:那須ロープウェイ山頂駅~茶臼岳~峰の茶屋跡避難小屋~旭岳~峰の茶屋跡避難小屋~駐車場
コースタイム:3時間30分
今回は新潟市からの出発。
磐越自動車道から郡山で東北自動車道に乗り継ぎ、3時間かけて那須塩原駅へ。
那須塩原駅で友人をピックアップして、
那須ロープウェイの駐車場に近づけば近づくほど雨風が強くなり、久しぶりに雨天中止という文字が頭をよぎる。
駐車場で30分ほど待っても雨は止まず、撤退を決める。
「さ~て、気分を変えて温泉に入ってから、帰る途中で宇都宮の餃子でも食べますか!」と車を動かし、近くのトイレに一旦寄る。
そこで再び悩む。雨が弱くなり、空も明るくなってきたからだ。
天気予報を再び見ると11時半から晴れの予報。
前言撤回!戻りましょう!
駐車場に着くと、小雨になったので登山の準備をする。
ロープウェイのチケットは往復1300円。
券売所の方に「今日は雷注意報が出ているので、気をつけてください。危ないと思ったらすぐ帰ってきてください。」と忠告を受けました。なんて日だ!
10時のロープウェイに乗り、10時5分に山頂駅到着。
雨は止んでいたが、念の為レインウェアを装着。
10時15分 山頂駅を出発。
山頂駅から茶臼岳までは約45分。軽いハイキングである。
登山道は典型的な火山の道で岩と火山灰、粘土質の土が混ざり合い、すこぶる歩きづらい。
40分ほどで、最初の山「茶臼岳」に登頂。眺望0である。
ここまでは登山客で賑わっていましたが、ここから朝日岳に向かう人はごく僅かでした。
それもそのはず、茶臼岳から先は急に風が強くなっていて、時たま強風で体が振られるほどの悪天候になっていました。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ。峰の茶屋跡避難小屋へ向かいます。
11時を過ぎても、晴れる気配は全くなく、それどころか風がどんどんと強くなっていきます。
避難小屋は避難民で一杯になっていたので、外で風を凌ぎつつおにぎりを頬張る。
彼らは三斗小屋温泉に行く予定の人達みたいだ。
三斗小屋温泉はその名の通り露天風呂が付いており、2時間以上歩かないと入れない秘湯中の秘湯だ。
登山をする人には快適な小屋泊が出来るので人気のようだ。今度は温泉に入りに1泊で来てみたい。
さて、避難小屋から一度下ってから、剣が峰の肩をトラバースして、朝日岳に向かいます。
この辺りからは常に風速15メートル以上の暴風で、真っ直ぐ歩くのが難しいレベル。
強風で、普段は何とも無い道もスリリングな道に早変わり。
途中痩せ尾根があり、鎖を必死に掴みつつ進む。鎖がなかったら風に吹き飛ばされて滑落していたことでしょう。
何とか朝日岳にたどり着くが、残念ながら天気予報はハズレ。山頂は雲の中でした。
安定の眺望無し。晴れていれば、素晴らしいパノラマが拝めたのに!絶対にまた来てやる!
頂上に居てもしょうがないので、来た道を戻ります。
帰りも相変わらずの強風で、たまに一歩も歩けないほどの強風が吹きます。風速25mくらいですかね?
その時の映像がこちら
峰の茶屋跡避難小屋で昼食を食べていると、続々と人が避難してきて三斗小屋温泉にキャンセルの連絡をしていました。
この天候ではさすがに危険だ。
往復のロープウェイチケットを買ったけど、風が強すぎて山頂駅まで行けないので、非難小屋から駐車場へ直接下ります。
一部雪渓があり、横断途中に風に押されて滑落しかけました。あぶねっ!
13時50分 駐車場到着です。
使わなかった片道チケットは嬉しいことに払い戻しが出来ました。ロープウェイが止まることが多いからですかね?
今回は天候が悪く三本槍岳まで行けず、恥ずかしながら帰ってまいりました。ということは百名山未登頂ということになるんでしょうか?
まあ、次回また来る呼び水になるのでいいかな。
次回は泊まりで来ること決定です。
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