2019年一発目の登山はどこにしようかな?
今までこの時期は雪が積もってない山を選んでいたが、今回はちゃんとした雪山登山に行ってきました!
行き先は雪山デビューに人気!八ヶ岳の北横岳。
北横岳はロープウェーで標高2,200mまで行けて、頂上まで片道約1時間ちょっとで行けるので雪山登山初心者に最適な山なのである。
そこには夏山とは違う、素晴らしい景色が広がっていたのでありました・・・。
今回のルート
コースタイム
山頂駅 09:28 → 北横岳ヒュッテ 10:03 → 北横岳(南峰) 10:13 → 北横岳(北峰) 10:19 → 七ツ池 10:40 → 縞枯山荘 11:20 → 縞枯山 11:47 → 展望台 11:55 → 縞枯山 12:11 → 縞枯山荘 12:22 → 山頂駅 12:30
合計時間:3時間3分 (標準コースタイム:4時間半)
合計距離:7.1m
累計標高差:450m
アクセス
雪山登山で問題なのが登山口までのアクセス。
北横岳は比較的アクセスが良く、JR茅野駅からバスで北八ヶ岳ロープウェイへ行ける。しかし、茅野駅発のバスは1日4便しか出ていなく、乗るのであれば7時55分発か10時20分のどちらか。
山行時間を考えると7時55分の便に乗りたい。ただ、東京から始発電車に乗っても茅野駅着8時50分。全然間に合わない!
そこで今回は茅野駅まで車で行くことにしました。
ロープウェイ乗り場まで車でも行けますが、路面凍結が怖いので茅野駅青空駐車場に車を停め、7時55分発のバスに乗ることにしました。バスの運賃は往復2,200円
流石にこの時間発のバスに乗っている人は少なく、自分以外に乗客は5~6人。
約1時間ほどバスに揺られ、8時50分ロープウェイ乗り場に到着。あー、よく寝た!ちなみに道路は凍結していなくて車でもロープウェイ乗り場まで行けたっぽいけど、バス利用は失敗リスクの回避なので後悔はない。
この時、帰りのバスの時間を確認するのを忘れましたが下記4便あったらしい。
11時40分、13時5分(土日祝のみ)、14時45分、17時00分
これだけ便があれば帰れないことはないので安心だ。
ロープウェイの始発が9時からなので、そのまま始発のロープウェイに乗り込む。
ロープウェイの運賃は往復1,900円
ロープウェイに乗っているのは、ピラタス蓼科スノーリゾートで滑る人達と北横岳に登る人達半々くらい。ロープウェイは朝の満員電車並みにギュウギュウだった。
9時20分 山頂駅到着!今回持ってきたのは、スノーピークの軽アイゼン。
傾斜があるところはチェーンスパイクよりも軽アイゼンが有利です。
しかし相変わらずベルトが固い。今回は何故かうまく付けられず装着に5分くらいかかってしまった。そろそろ12本アイゼン買おうかな。
さて、ようやく登山開始!子供にガツガツ動かされているキツツキ君に見送られ、まずは坪庭と呼ばれる不思議なエリアを歩く。
坪庭は八ヶ岳が噴火したときにできた溶岩台地で、広さは10万坪もあるらしい。良く分からないけど結構広そう。夏になると多数の高山植物が坪庭に咲き乱れるそうだ。
冬の間は雪に覆われ、独特な景色を見せてくれる。雪が付いて出来たモニュメントが美しい。
どこか違う惑星に迷い込んでしまったかのような景観である。
目の前には北横岳がみえる。すでにロープウェーで2,240mまで来ているので、丘のように低く見える。ほぼ平坦!
樹林帯に入ると、まるでバックカントリー。人気コースなので雪が踏み固められていてとっても歩きやすい。
普段の登山と変わらない勢いでどんどん歩ける。
途中、木々の間から縞枯山が見えた。堂々としたたたずまい。この時は全く行く予定はなかったけど、あとで縞枯山へ行きます。
徐々に標高が上がってきて、八ヶ岳連峰と南アルプスが綺麗に見えてきた。
右奥の3つの山は白峰三山
緩い登りが続き、早くも北横岳ヒュッテに到着。北横岳ヒュッテの前に七ツ池へ行く道があったけど、取りあえず先に山頂を目指す。
ヒュッテを超えると登りが急になる。山頂が近い証拠だ。登ること10分。あれ?もう山頂?
山頂は・・・日曜日にしてはかなり空いている!やっぱり始発のロープウェイに乗って来たのが正解だ。お昼ごろになると大混雑するらしい。
少し曇ってきちゃったけど、くっきりと遠くの山々が見える。八ヶ岳連峰が格好良すぎる。よく見ると標識に「南峰」と書いてある。ということは「北峰」もあるということだね!
実は北峰の方が少し標高が高いので、北峰が本当の山頂だ。
北峰までは歩いて3分なので移動。
はい!北横岳登頂!目の前にそびえる蓼科山が目を引く。中央アルプスと御嶽山
山頂は続々と登頂する人で混み合ってきた、景色も堪能したことだし下山することにしよう。
思ったよりあっけなく頂上に着いてしまったので予定変更。縞枯山にも行くことに決定!
縞枯山へは三ツ岳、雨池山経由で行けるが、今回は一旦坪庭まで降りてから縞枯山へ行くことにする。
雪山の下りは膝への負担が少なく、すごいスピードで駆け降りることができる。
ヒャッホーイ!楽しいぜ!
北横岳ヒュッテ横の道に入り、5分ほどで七ツ池へ到着。池は完全に凍結していて、白い雪原になっていた。
特に何もないのですぐに引き返す。
更に15分ほどヒャッホーイして、坪庭に降り立つ。そして標識をたどり縞枯山荘方面へ。縞枯山荘はとんがり屋根の変わった形をしている。ここは通年営業しているはずだけど、今日は立入禁止のロープが張ってあり、お休みっぽい。
仕方ないので山荘の前でメープルパンケーキを食べて栄養補給。
山荘の先にある雨池峠が雨池山と縞枯山への分岐になっている。
縞枯山方面へ向かい、本日2回目の登山開始!
雰囲気は北横岳と似たような感じだけど、このあたり一帯は縞枯れ現象を見ることができる。
登ること20分。早くも縞枯山山頂の標識を発見。あれ?もう着いちゃった?縞枯山の頂上は眺望なし。少し行ったところに展望台があるので、縞枯現象特有の景観を見つつ展望台へ向かう。こっちはこっちでまるで景観が違う。枯れ木の寂しい感じが良い雰囲気を醸し出している。展望台は岩場になっていて、風が強い!
写真を撮る手の感覚が一瞬でなくなるほど寒い。ガクガクしながら適当に写真を撮って、すぐに樹林帯に逃げ込む。
あぶねぇ。寒すぎる。寒さで茶臼岳方面のパノラマ写真しか取れなかった・・・。暖かい服が欲しいなぁ。
縞枯山からの下山も小走りで一気に降りる。
やっぱり雪斜面下り楽しすぎる。雪山は下山がめちゃくちゃ楽しい。
これはハマるな。
まとめ
今回は雪山入門に最適な北横岳&縞枯山に登ったが、青空の雪山はやっぱりメチャクチャ綺麗。
雪山にハマる理由がわかってしまった。そして、本格的な雪山装備を揃えたくなってしまった。
晴れた温かい日なら子供でも登れるくらい気軽に登れる山でした。
実際、4歳くらいの男の子も登っていたし、今度、息子をスキーに連れてきたついでに登っても良いなと思った次第であります。
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