パワースポット満載!羅漢寺山&昇仙峡周遊登山

登山

3月24日。去年、栗沢山に一緒に登ったメンバーのうち3人と羅漢寺山(らかんじやま)に登ってきました。

メンバーは私を含めて4人。
先週、鍋割山で心が折れたH氏
ボルダリング大好きS氏
ヒマラヤにも登っちゃうK氏

【#うわまじか】ボルダーと行く水の山「栗沢山」日帰り登山

前回の北アルプスに引き続き、今回は南アルプスは栗沢山! 以前ボルダリング仲間に「今度、登山に連れて行って下さい!」と言われていたので、ボルダリングをするメンバーを集めて登山の計画を立てました。 メンバーは私を含めて全部で…

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山を決めるにあたってS氏にどういう登山がしたいかを聞いてみたところ「のんびりした登山を希望!」とのこと。

今回のコンセプトはゆるふわ登山に決まったは良いが、肝心の山が決まらない。

するとS氏から「羅漢寺山はどうか?」という提案があった。
おお!知らない山!
調べてみると、まさに今回のコンセプトに沿った山だ。

この山に決定!

今回のルート

登山日:3月24
コースタイム
パノラマ台駅 09:30 – 展望台10:00
→ 与三郎岳 10:10 → 白砂山 10:55 – 11:30 → 12:00 白山展望台  → 太刀の抜き岩 12:12 → 昇仙峡 13:30 → ロープウェイ乗り場 15:42
合計時間:6時間12
合計距離:10.5km
累計標高差(上り):459m
累計標高差(下り):753m

まずはロープウェーを使って羅漢寺山へ登り、頂上付近を観光。
後は白砂山、白山展望台などに寄り道をしながら、昇仙峡まで下って、渓谷沿いを歩きながらロープウェイ乗り場まで戻るコース。
ゆるふわと言ってもコースタイム6時間位なので、舐めてると思ったより疲れると思われる。

羅漢寺山について

羅漢寺山は山梨百名山に選定されている標高1,058mの山。頂上まではロープウェイで行くことが出来る。
近くには昇仙峡もあり、この辺り一帯は完璧に観光地になっている。

低山ながら山頂からの眺望がよく、富士山はもちろんのこと南アルプス連邦や奥秩父の山を一望することができる。

紅葉の季節は山一面が美しく染まり、格別な景色が見られるそう。

昇仙峡ロープウェー

乗り場から山頂駅までを片道5分で繋ぐ文明の利器。
山頂には食事を取れる売店や縁起物スポットが多数密集していて、観光地として賑わっている。

アクセス


住所:400-1217 山梨県甲府市猪狩町441

車:甲府昭和ICから40分。駐車場80台駐車無料。

バス:JR甲府駅南口からグリーンライン昇仙峡線40分。昇仙峡滝上線60分。

営業時間

時期上り始発上り終発下り終発
4月1日~11月30日9:0017:1017:30
12月1日~3月31日9:0016:1016:30

運賃

  大人(中学生以上)往復 1,300円
片道 650円
  小人(小学生以下4歳まで)
※3歳以下は無料
往復 650円
片道 350円

羅漢寺山へ

まずは車で昇仙峡ロープウエイへ向かう。

9時過ぎに昇仙峡ロープウェイに降り立つ。
This is 観光地!ギラギラしています。そしてフクロウ押しが凄い!
この写真の中にフクロウは何匹いるでしょう?

答えは18.5匹です。大量です。

そんなことをしていたらロープウェイの出発時間が迫ってきてしまったので、急いで片道チケットを買う。
ロープウェイに行く間に、見るからに運気が上がりそうなパワースポットがあった。
鯉の愛称がなんでジャイアンなのか気になったが、残念ながら時間がないのでスルー。

ロープウェーはそこそこ混んでいて、私達以外は全員観光客だった。

頂上までは5分で到着。
降りてすぐ目に飛び込んでくるのは・・・クール!さすが我らが富士山!見事な出で立ち!
こんな格好良い富士山見られたら今日の仕事は終わったようなもんだな!

頂上周辺にはこれでもかと色々な開運スポットが詰め込まれていて、ここだけで結構楽しめる。

和合権現御神木

モーター君

幸せ鈴投げ

龍の松

福を呼ぶ鐘

合格岩

中でもオススメな場所は「うぐいす谷」。
ちょっと分かりづらい場所にあるが、ここからの眺めがとても良い。こんな感じで如何にも凄い山登りました的な写真が撮れちゃうスポットなのである。
福を呼ぶ鐘の近くにあるので、是非カッコイイ写真を撮りに行ってみてください。

一通り開運スポットを巡り、最後は与三郎岳へ。
徒歩15分ほどのお手軽登山だが、急斜面や梯子などがあってスリル満点な道だ。パンプス等で登るのは非常に危険。最低でもスニーカーで登りましょう。
道幅が狭い場所もあって高度感がある。

与三郎岳。通称羅漢寺山山頂からの眺めは素晴らしい。
甲府市の奥には毛無山がみえる。
そして、右に目を移すと南アルプス連峰。
この景色を見て今日の登山は終わっちゃった感が出ちゃいましたが、まだ始まってない。

一度、パノラマ台駅へ戻る。

パノラマ台駅前には羅漢寺山の標識が立っている。実は羅漢寺山はこの山域の総称なのだが、一応さっき登った与三郎岳のことを羅漢寺山と呼んでいるみたいだ。
与三郎岳の上に標識立てればいいのに・・・。

まぁ、細けーことはどうでも良い!次の目的地の白砂山へ行くぞ。
白砂山への登山口はこの標柱のすぐ横。
目立たない入り口なので通り過ぎないように気を付けて!

一度登山道になると、雰囲気がガラリと変わり先程までの観光地っぽさがなくなった。10分ほど歩くと、地面が白っぽくなってきた。
もしかして・・・もう白砂山に着いた?山頂には特に看板や標識などはなく、白いので白砂山っぽい。
と思ったら、もう一つ先に行ける道があるぞ。これは凄い!異世界感が漂っている!

S氏は相変わらず変な所に登っちゃう。登った先には絶景が待っていた。気持ちよすぎて山頂に30分以上滞在してしまった。
まさにゆるふわ登山。ゆっくりのんびり時間を使いましょう。

しかし他の登山者が全然来ない。4人だけで山頂を独占。
贅沢な時間を過ごすことができた。

30分ほど歩いて次に現れたのは白山展望台。ここも白砂山に負けぬ絶景だ。気持ちいい!

ここら辺一帯は花崗岩でできていて、削れた岩が白い砂のようになって、まるで浜辺のようになっている。
日向山とかも、似たような感じだ。

更に15分ほど行くと太刀の抜き岩という場所があります。うっかりすると通り過ぎてしまいそうな場所なので、注意してこの看板を見つけてください。
富士山をバックに奇岩が突き出ていて格好良い。

岩といえばボルダーS氏とK氏。もちろん登る。そして、決めポーズ。COOL!!!

かなり危ないので登る際は注意。反対側は絶壁なので落ちたら大怪我じゃ済まないかも。

さて、残すは昇仙峡へ向かって下山するだけ。
ここからの下山道は少し荒れていて歩きにくい。
途中で車道に出るけど、すぐに昇仙峡へ向かう登山道に入る。

13時30分 昇仙峡の入り口に到着。昇仙峡のイメージとしては西沢渓谷みたいな自然いっぱいの遊歩道をイメージしていたんだけど、実際は車道をずっと歩くコースである。
全長6km。ゆっくり歩いて1時間15分のコースだ。秋の紅葉の時期はさぞ美しかろう。

最初の方は無数の石の名前が書いた看板が立っている。奇岩ゾーンだ。

「亀石」何となく分かる

「とうふ石」えっ!これってただの石・・・。

他にもラクダ、おっとせい、大砲、大仏、などなど石に名前がついているが、正直無理矢理感が凄い

昇仙峡は花崗岩が削られて出来た渓谷なので、岩肌が荒々しい。非常に脆い岩だから、こういう変わった岩肌になるんだな。

羅漢寺の先から観光地っぽい雰囲気になってきた。唐突な七福神。
近くで水晶などの宝石がよく取れるみたいで、宝石屋が立ち並んでいる。

お店に入って宝石を見ながらゆっくりと進む。

おっと!ここで昇仙峡の核心。覚円峰と天狗岩だ~!
つるりとした岩肌の覚円峰と荒々しい岩肌の天狗岩。雄大な景色だ。
夢の松島という場所から綺麗にみえる。

ここにはボルダリングの課題があるらしく、S氏が奥の方に歩いていく。また登ってる!
この人、登るの大好き過ぎ!

ひとしきり登って、昇仙峡の終着点である仙娥滝へ向かう。石門をくぐり抜け、少し歩くとズドドドという水の音が聞こえてきます。15時15分 ゴール地点である仙娥滝に到着!

仙娥滝は30mも落差があって立派な滝でした。
ここも花崗岩の岩なので、滝が岩を削りながら後退していっているらしい。
日が刺すと滝に虹がかかったりするらしい。

滝の横の階段を上がると、またまた観光地ゾーン。
ここにはワイン専門店があって試飲ができる。
ここでしか買えない特別なワインが売っていたりする。

私はお酒が飲めないので、ブドウジュースを試飲。これは濃厚で美味しい。
他の人達はみんなワインを1本ずつ購入していた。

15時42分。ロープウェイ乗り場に到着!

最後はロープウェー乗り場の目の前にある店でほうとうを食べて締めでございます。ここの店のほうとうはスープが濃くて疲れた体には最高。激ウマだった。

まとめ

結局ゆるふわ登山と言いつつ、ろくに昼飯も食べず6時間以上歩きっぱなし。
山道自体はゆるいが、なかなかハードな内容になってしまった。

ただ、見どころがギュウギュウに詰め込まれていて、全部まともに見てたら1日じゃ足りないくらいボリューム満点。
昇仙峡だけとか、羅漢寺山だけ行っても楽しめることは間違いない。

今度は紅葉が綺麗な秋に訪れてみたいものである。

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