春の箱根外輪山!金時山から明神ヶ岳へ!笹の縦走路を歩く

登山

9日の塔ノ岳2時間切りチャレンジに続いて、今まで歩いたことがない箱根外輪山の金時山~明神ヶ岳~明星ヶ岳の縦走をしてきました。

明神ヶ岳は神奈川県足柄下郡箱根町にある標高1,169mの山。
眺望が非常によく大涌谷や富士山、相模湾などを眺めることが出来ます。

隣りにある明星ヶ岳は展望ZERO!ですが、せっかくなので寄っていきました。

ハイライトは金時山から明神ヶ岳の縦走路。
細かいアップダウンを繰り返しながら比較的長い稜線を歩くことが出来るので気持ちが良いです。

今回のルート

登山日:2021年4月11日
コースタイム
登山口 07:34 → 乙女峠 07:58 → 長尾山 08:16 → 金時山 08:39 – 8:56 → 火打石山 10:04 → 明神ヶ岳 10:47 → 明星ヶ岳 11:35 → 強羅駅 12:33
合計時間:4時間59
合計距離:15.5km
累計標高差(上り)1,358m
累計標高差(下り)1,551m

今回は車で行く予定だったので、強羅駅を起点に明神ヶ岳と明星ヶ岳の周遊ルートを考えていたんですが、どうせなら縦走したい。
いろいろ考えた結果、強羅駅に車を置いてバスで金時山へ。そこから縦走をして強羅駅まで帰ってくるというルートにたどり着きました。

登山口へ

まずは強羅駅近くの駐車場に車を停めます。
この辺りはコインパーキングが多くて、すぐに駐車場が見つかります。
しかし最大料金がない駐車場が多いので注意が必要です。

私が停めたのはタイムズ強羅駅前で最大料金880円。強羅駅周辺では最安値です。
ギリギリ1台分だけ空いていたので滑り込みで駐車できました。

他にもリパーク強羅駅前第2の最大料金1,000円などもあるが、停められる台数が少ないので駐車場を予約していく方が確実かも。

朝の強羅駅は人がまばら。


強羅駅からバスを使って金時山へ行く人は少ないみたい。

強羅駅前の3番バス停から7時14分に出ている御殿場駅行きのバスに乗ります。
このバスには自宅から始発の電車を使って来ても乗ることが出来ました。

「乙女口」で下車。
他にも、「金時登山口」、「金時神社入り口」、「乙女峠」のバス停で降りれば違う登山口から登れます。

金時山へ

乙女口バス停からバス進行方向に30mほど歩くと、登山口が見えてきます。

7時34分 乙女口コース登山口を出発!

初っ端から良い感じの急坂が現れます。急登フリークとしてはたまらない。
この急登は長尾山まで続きます。標高差400mを一気に登ります。

登山道の侵食が激しい。
たしか金時神社から登ったときも侵食が凄かったな。
丹沢のように木道を整備してほしいなぁ。

素晴らしい天気!まさに絶好の登山日和。
ウキウキしちゃうぜ!

長尾山頂に着きました。広場のようになってますね。
眺望も何もないので素通り。

長尾山を過ぎると急に道幅が狭く、岩々してきます。
さすが箱根外輪山の山だけあって荒々しい一面も持っているんですね。

目の前に富士山!

最高。これこそTHE 金時山の景色。

ここでお腹が減ったので山菜うどんを頂く。

ゆずが効いた唐辛子をかけると旨さが引き立つ。疲れた体にしみるなぁ!
5分も経たずに完食して、おばちゃんに「もう食べたの?」と言われつつ出発。

火打石山を越え明神ヶ岳へ

明神ヶ岳へは金時山から2時間以上の長い道のり。
終始大涌谷を眺めながら歩きます。風向きで硫黄の香りが時折漂ってきます。

まずは一気に300mほど下ります。
もったいないけど登ったら降りる。自然の摂理です。

標識通りに進めば迷うことはないのですが、騙されちゃいけないのが記載されているコースタイム。
かなり健脚の人が作ったと思われ、記載タイムに1.5倍するとちょうど良い感じになります。

下っている途中、凄く気持ち良い道を歩けます。
金時山の先にこんな良い道があったのか~!知らなかった。

このルートを選んで正解だったなぁ

そして先に見えてくる縦走路。

な、なんて気持ちよさそうな道!早く行きたい!
なんて思っていた私でしたが、実際は想像と違いました。

金時山と明神ヶ岳の鞍部に着きました。
矢倉沢峠 うぐいす茶屋は閉店中なのか、休業中なのか。

ここから小さなアップダウンを繰り返しながら登っていきます。

茶屋から先は笹の壁に挟まれた登山道が続く。
今までの登山では経験したことがない、なんとも不思議な道だ。

ここから先ほど見えた気持ちよさそうな道に入ります。

楽しみだなぁ~

道に入ると背丈以上に伸びた笹壁に挟まれた急登でした・・・。
見た目とは裏腹過ぎる!

しかし後ろを振り返ると、さっき登った金時山の堂々とした山容が見守ってくれていた。

この急登加減分かります?胸を突くような坂ってこういう坂のことを言うんですかね?

でも、登った先には箱根町を見下ろせる眺望が待っていた。

こうして見るとすごい場所に街があるな。

火山の隣で外輪山の内側。芦ノ湖が隣接していて相模湾も目と鼻の先。
山・川・森・湖・海!
なんと自然に恵まれた立地ですこと。

笹壁の間をひたすら歩く。
不思議な登山道で楽しいな!と思ったのも初めのうちで、笹壁がひたすら眺望を遮ってくる。

前からトレランの人達が次々と通り過ぎる。
確かに緩いアップダウンに広くて走りやすい道。
これはトレランには最適な道だな。

10時4分 火打石山に到着・・・あれ、火打石岳?地図は火打石山だけど。

火打石山への道は藪漕ぎをしないと辿り着けないっぽいので通り過ぎます。

これから歩く明神ヶ岳~明星ヶ岳の稜線が見えてきました。
まだまだ遠いな。

と思ってると標識に明神ヶ岳までの時間が書いてありました

25の数字が消されて40と修正されている。
「いやいや、そんなに違う?」と思ったけど実際は早足で歩いて28分でした。
これって誰用の標識なんですか?

標識の先はキツめの上りになっている。右端に見えるのが明神ヶ岳かな。

景色はとても良く、丹沢山塊が綺麗に見えた。

左の大山から始まり、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳の丹沢主脈、大室山までバッチリ見える。

10時47分 明神ヶ岳到着!
金時山から1時間51分。良いペースで歩けてる。

山頂は広くてたくさんの登山者が休憩していました。
眺望は富士山とその手前に金時山、目の前に箱根山の素晴らしい眺望。

私は食料を持ってないので、すぐに明星ヶ岳を目指します。

明星ヶ岳を経て強羅駅へ

明星ヶ岳を少し下ったところに、もう一つのビュースポットがありました。

相模湾です。
今回のルートで唯一相模湾を拝める場所です。

そして、箱根山も目の前にドーン!です。

最の高です。
ゴール地点の強羅の町が近づいてきましたね。
そろそろ今日の登山もフィナーレを迎えます。

明星ヶ岳までは標識によると85分だそうです。
さっきの件があるので信用おけないけど。

明神ヶ岳~明星ヶ岳の間は基本的に眺望は開けていないです。

でも明るいので気持ちよく歩くことができる。

所々で咲いている桜が綺麗。春の陽気が気持ち良い。

相変わらず笹壁が眺望を遮断してくれる。
夏は日陰になって良いかも。

11時33分 明神ヶ岳から45分で明星ヶ岳らしき場所に到着。

GPSではここが明星ヶ岳山頂なのに何もない。看板もない。

少し先まで歩いてみると鳥居と石碑がありました。

眺望もないし、すっごい地味だよ!

さて最後の山頂も踏んだっぽいし帰りますか。

帰りは宮城野橋バス停方面に下っていきます。

この道も侵食されてて悲しい。

途中で唯一眺望がひらける場所があります。
箱根大文字焼をするために整地された場所です。


ど真ん中にみえるのが強羅駅。
何度も言っちゃうけど「なんちゅー所に町作ってんの!」

後は何もないので、一心不乱に下るのみ。

あっという間に登山口に到着でございます。

宮城野橋まで下ってからの強羅駅までの登り返しが地味にキツイ。

実は歩行者用の近道階段があったらしい。
車道よりもっとキツイっぽいから逆に気づかなくてよかったかも。

12時33分 強羅駅到着!
おつかれさまでした。

まとめ

もともと明神ヶ岳~明星ヶ岳周回ルートで行こうとしていたところを急遽、金時山からの縦走ルートに変更しましたが、この判断は大正解でした。

周回ルートにしていたら明神ヶ岳付近でしか眺望がひらけないので物足りなかったかもしれないです。

今回はコロナの影響で登山のみでしたが、朝から金時山~明神ヶ岳の縦走をして、午後は箱根で温泉&観光をすれば満足度120%は間違いなしでしょう!

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明神ヶ岳が載っている地図

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