2014年8月23~24日
ルート:広河原~肩ノ小屋~北岳 ピストン
コースタイム:1日目 5時間15分 / 2日目 3時間40分
8月23~24日で北岳に初テント泊してきた。
前回2011年に北岳に来た時は初山小屋泊でした。
3年越しでパワーアップして帰ってきました。
今回本当は白馬三山の縦走を計画したのだが、天気が悪いので行き先変更。
比較的天気の良かった南アルプスの白峰三山に決めました。
白峰三山とは、北岳、間ノ岳、農鳥岳の総称。
東京を22時30分発。
奈良田の駐車場に1時半頃に着。
仮眠を取って4時起き。
準備して、5時30分のバスに乗り広河原へ。
広河原 6時30分着・・・何回来ても南アルプスは遠いな。
そして大雨である。
ここで、そもそも登るかどうかを考える。
30分悩んで行くことに決め、7時出発。
初テント泊という事で、荷物が未知の重さ。大体16キロ弱。
こんな重いもの持って北岳登れるのか?
1時間ほどでまさかのバテが来る。かなり久しぶりのバテを感じ戸惑う。
写真なんて撮る余裕は全くない。
途中何度も引き返そうと思いつつ、二股まで行ってダメそうだったら帰ろうと決意。
ちなみに二股までの標準コースタイム2時間半ほど。
実際二股についたのは、10時45分。なんと3時間45分もかかっている。
二股に着いて思う、「ここで引き返すのは悔しい。ゆっくりでもいいから、登頂してやる」と。
気持ちが固まると、足が進む。そしてなんと、二股から北岳肩ノ小屋まで1時間30分で登ってしまいました。ちなみに標準コースタイムは3時間。
結局、広河原から山小屋まで5時間15分。
気持ちの入り方でここまで登るペースが変わってくるものかと、すこぶる驚きました。
北岳肩ノ小屋に着いたが、その先の北岳山荘まで行く気力はなく、ここでテント泊に決める。
夕方から雨の予報なので、すぐに設営。
北海道の野営場で何度もテント設営をしていたので、パッパと設営完了。
ここでやっと大休止。
曇ってきちゃったので、横になってうつらうつら。
そして夕暮れになったので景色を見に行く。
そこには絶景が広がっていました。
三脚持ってきてよかった・・・。
ふと太陽とは反対側を見ると虹のようなものが・・・
長方形の形をしている。なんだこれは?環水平アークではない、縦だし。
よく分からないけど珍しい現象を見られて、ラッキー。
そして一日が終わる・・・。この時間が一番好きです。
最高のショーを見終わり、満足しつつ夕飯を食べて19時には就寝。
と思ったがめちゃくちゃ寒い。
持ってきた服を全部来て、寝袋に入っても寒くてよく眠れない。
寝ぼけながら寒さと格闘している間に、発見!
顔を出す穴も閉じれば寒くないということが分かった。当たり前だが、思いつかなかった。
顔を出す穴を直径2センチくらいまで締めることができ、そこを空気穴にする。
するとビックリするほど暖かいのである。これでよく眠れる・・・。
と思ったら、今度はトイレに行きたくなった。これがまた凄まじく面倒くさいのである。
温まった寝袋を抜け出し、テントからトイレまで坂を登っていかなければならない。
3000mなので、息が切れる。そしてトイレが死ぬほど臭い。
一度行くと服に臭いが染み付いてなかなか取れないレベル。
トイレはできれば避けたい。でも水飲まないと高山病になる・・・。
と、色々格闘しながら朝6時を迎える。
外を見ると一面乳白色・・・。そして明日の予報は雨・・・。帰ろうか。
農鳥行きたかったなぁ。
とりあえず北岳山頂で朝飯を食い、8時50分一気に1700m下山する。
しかし、荷物が重い。膝が死ぬかもと、思っていたところに「ガキン」という音共に膝に激痛。
岩に強烈な膝蹴りを食らわせてしまいました。
一瞬、骨をやったかと思ったけど、膝は曲がるので一安心。しかし強烈に痛い。
タイツと厚手のズボン越しに血が滲み出てくる。
止まると歩けなくなりそうなので、我慢してガンガン下山。
12時30分 広河原着。
今回、初めての重さに自分の体がビックリしてしまったようだ。
15キロくらいの荷物だったら、慣れてしまえば意外といけるということが分かった。
もう少し体力をつけたいところです。
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