会社の同僚で、登山を始めたいと声をかけられたので沼津アルプスに一緒に行くことになりました。
沼津アルプスは静浦山地の別名で、相模湾沿いを南北に連なる5山7峠の総称。
2年前にも登っていて、初心者にはなかなか良い山だなと思っていたのでした。
沼津アルプスは初心者に向いている
沼津アルプスのどこが初心者向きなのでしょうか。
1.アクセスが良い。
沼津駅から徒歩で登山口までアクセスできるので気軽に行けます。
2.標高が低い
沼津アルプスの最高峰は鷲頭山の392m。登りが少ないのでバテる心配がないです。
ただ、沼津アルプス全山縦走をすると累計標高差は1000mを超えるので少々ハードになります。
3.エスケープルートが多い
町のど真ん中にあるため、至る所にエスケープルートがあり下山することが出来る。
4.低山の割に眺望が良い
低山ですが南アルプスや富士山まで見渡せ、目の前には駿河湾広がる。
特に志下山あたりの眺望は最高。
5.変化がある
山と山の間隔が短いのため次々と山頂に着くので飽きにくい。登りも見上げるような急登から鎖場までバリエーションがあって楽しい。
以上の点から初心者には良い山だと判断できる。
今回のルート
コースタイム
多比バス停 8:28 → 大平山 9:26 → 鷲頭山 10:16 → 志下山 11:08 – 11:36 → 横山 13:03 → 香貫山 13:55 → 香貫登山口 14:45
合計時間:6時間17分
合計距離:10.2km
累計標高差:1,105m
2年前とは逆ルート。
沼津駅からバスを利用し、多比バス停から登山を開始。
南から北へ沼津市を貫くように歩いていきます。
登山口へ
今回は車で沼津駅へ行く。
車は12時間まで450円で、このあたりで最安のリパーク沼津駅前を利用。
沼津駅南口から出ている伊豆長岡駅行きのバスに乗車する。
バスは1時間に3本出ているので、時間はそんなに気にする必要はないかな。
多比バス停で下車をして、登山口へ向かう。
民家の前にみかんが売っていたので購入。そしてここで大変なことに気がついた。
食料を全部車に忘れてきた!
単独で山に登る時にはまずしないミス。
忘れ物をしたり、道を間違えるときは決まって複数で山に登っているときだ。
複数人の時ほど気を引き締めないとといつも思っているのに駄目だなぁ。
今日のお昼はみかんです。
幸い朝食にコンビニ弁当を食べてカロリーを摂取しているので行けるでしょう。
登山口に向かって舗装路を歩く。すでに傾斜があって登山口まで結構登る。
途中にトイレがあった。
このトイレの次は5時間歩いた先にある香貫山のトイレなので注意。
バス停から約25分登山口に到着しました。
登山開始!
まずは大平山(おおべらやま)を目指します。
大平山までは急な登りで、一気に300mほど標高を上げる。
海抜ほぼ0mから登るので低山でも登りごたえがある。
大平山の山頂は広いが、眺望は少ししか無い。
木々の間から駿河湾が少し見えるくらい。
次の山は鷲頭山。沼津アルプス最高峰の392mである。
今日の最高峰に登ってしまったので、あとは下っていくだけ。
ではなく、何度もアップダウンを繰り返しながら下りていくので先は長い。
小鷲津山 ここも眺望はそんなにないが、近くに海が少し見えるだけで開放感がある。
この先にある志下山が沼津アルプス一番の眺望ポイント。
そこで昼食にしたいと思う。
志下山の手前にある奥駿河パノラマ台。静浦漁港が見下ろせます。
もう少し先に行くと志下山です。
11時8分 志下山到着。少し早いけど昼食。
といっても私は車に食料を忘れてきたのでミカンだけですけど。
意外と食べなくても最後まで歩き通せそう。
基本的には樹林帯で急な坂が多い。決してゆるふわ登山ではない。
でも、樹林帯の密度はそこまで濃くないので明るいし、チラチラと富士山や駿河湾が見えているので精神的なキツさはない。
12時18分 徳倉山からは富士山が綺麗に見える。沼津アルプスで唯一富士山が見られる山頂だ。
ちなみに一番キレイに富士山が見えるのは、この後に行く香貫山展望台です。
徳倉山の山頂は広くて、ちょっとした公園のようだ。
ここで富士山を見ながら昼食を取る人が多いみたい。
13時03分 横山まで来るとほぼ終盤。後は香貫山を残すのみ。
香貫山は独立しているので、一度下山してから香貫山に改めて登る感じになる。
一度車道に下りて次の登山口に移動。
少し分かりづらいけど、看板の矢印の方向に約300mほど歩いていくと登山口が見える。
少し登ると舗装路に変わり、30分くらいでトイレが見える。
トイレ脇の階段を上がれば香貫山公園展望台です。
展望台からはさっき歩いてきた沼津アルプスの山々や南アルプス、富士山、駿河湾などの眺望が楽しめる。正直、公園の展望台からの眺望が最高すぎて悲しい。
残るは香貫山。
香貫山の山頂には眺望がなくて、電波中継所が山頂に鎮座しているので景観も良くない。
消化試合的に山頂を通り過ぎ下山する。
はい!お疲れさまでした。
昼食を食べてないのでヘロヘロです。
駅前のサイゼリヤで爆食いして帰宅。
まとめ
今回で香貫山からの北上と大平山からの南下の2通りを経験しました。
2つを比べた結果、香貫山発のほうが好きですね。
理由は大平山だと最初の方で最高峰の鷲頭山に登ってしまうため後半の達成感が薄れてしまいます。
鷲頭山登頂後は降りるだけと思いきや、アップダウンをしながらじわじわ降りるので精神的にキツイ。
香貫山発だとその逆で、ジワジワ最高峰に向かっていくので手前の山々を攻略する楽しみがある。
ただ体力的にはこちらのほうがキツイ。
いずれにせよキツイので、気合の入った初心者にはオススメだけど、ゆるふわを望むなら避けたほうが良いと思います!
コメント