4歳の息子と金太郎伝説を巡る。金時山日帰り家族登山

お出かけ

金時山といえば金太郎ゆかりの山で、金太郎が生まれ、動物たちと遊んで暮らした山ということで有名である。 別名足柄山と呼ばれていて、金太郎の絵本を読むと必ず、足柄山の金太郎と書かれている。

ところで金太郎のストーリーって覚えてますか? 私は子供に読み聞かせするまではすっかり忘れていました。

簡単にストーリーを説明

むかし、あしがら山に金太郎という男の子がおかあさんと2人で住んでいました。

金太郎は赤ん坊の頃から力持ちだったので、力仕事をしておかあさんを助けながら生活していました。

ある日、金太郎が森のどうぶつ達を集めて相撲大会をしていると、自称山一番の力持ちというクマさんが現れ、
 「私は強いぞ。勝てるかな?」と勝負を挑んできた。

はっけよーい。のこった!

クマさん「がおー!」
さすが、自称山一番。凄い迫力です!

しかし、金太郎は凄まじいパワーでポーンと放り投げて楽勝。

クマさん「ごめんなさい。なんでもします!」

金太郎「よし、おまえも仲間になれ」ということで、森のクマさんは金太郎グループのメンバーとなりました。

その他にも金太郎は自慢の怪力で様々な問題を解決していきます。

それを見ていた源頼光という偉いお侍様の家来が「その力を生かして、一緒に悪者退治をしないか?」と金太郎をスカウト。

金太郎は名前を坂田 公時(坂田 金時)と改め、源頼光四天王となり、鬼退治をして大活躍しました。

めでたしめでたし

と、まぁ簡単に書くとこんなお話。

特にオチには盛り上がりがなく、一番のハイライトはクマとの相撲。 大多数の人はこの部分しか覚えていないでしょう。

今回はそんな金太郎伝説の面影が色強く残る、足柄山もとい金時山へ息子を連れて登ってきました。

今回のルート

登山日:2019年6月1日
コースタイム
公時神社 09:45 → 金時手鞠石 10:10→ 金時宿り石 10:35 →  金時山 12:20 – 13:53 →金時宿り石 15:06 → 公時神社 15:35
合計時間:5時間50分(休憩2時間位)
合計距離:4.4km
累計標高差:630m

登山開始!

スタート地点は公時神社。公時と書いて「きんとき」と読む。

前日の夜に金太郎の絵本で勉強した息子は、「足柄山に金太郎が住んでいたんだ。」と偉そうに説明している。

神社の階段を上がると、リアルマサカリが置いてあったので息子と眺めていると。

神社の人に「薪割りやっていく?」と声をかけられた。

せっかくなので息子と薪割り体験をすることにした。

スパーン!

一発で割れると爽快だな。

気持ちよく割れたところで、先へ進む。

この神社には金太郎が祭神として祀られていて、境内には金太郎のトレードマークであるマサカリが奉納されていたりする。

バカでかいマサカリだ。 この大きさのマサカリを子供が振り回してるところを想像すると怖すぎる。

神社の奥に金時山山頂へ続く登山道がある。

登山道入り口まで来るのに20分ほど消費。今日はゆったり登山だ。

10分ほど歩くと、左側に何やら大きな岩が見えてきた。

金時手鞠石だ。 金太郎は、この岩を手鞠にして遊んだそうだ。

マサカリもそうだが、全てが規格外。金太郎やべぇ! ただのクマが敵うはずない。

そこから20分ほど歩くと、今度は更に巨大な岩が目の前に現れる。

金太郎が母と2人で暮らした場所だそうだ。 真っ二つに割れて中に人が入れそうだが、岩の割れ目で暮らしていたわけではない。

金時山は木の根が露出している場所が多い。

やはり登山者が多いから侵食されてしまったのだろうか?

かなり侵食されてしまって、可哀想なことになっている。

この辺りで、息子が変なことを言いだした。

「○んこしたい!」

え?

「○んこ漏れそう!!」

でた!山に来るといつもそうだ。

1月に鋸山へ行った時のことが思い出される。

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でも、前回の教訓で携帯簡易トイレの準備があったので事なきを得た。

やっぱり子連れ登山には携帯簡易トイレは必須だな!

携帯トイレに付いている袋は防臭性能が低いので、おむつ用の袋があると安心です。

たしかに山に来るとリラックスしてしまってしたくなるのも分かる。

さて、先へ進もう。

基本なだらかな登山道だが、一箇所だけロープを使って登る場所がある。 息子は特に手を貸さなくても自力で登れていた。

スッキリしたせいなのか、足取りが軽い。

この難所を超えれば頂上はすぐそこ。

12時20分、金時山登頂

昔来たときにはなかったマサカリ型標柱で記念撮影。 残念ながら曇ってしまって眺望なし。

 

昔ながらの白い標柱の前では、金太郎マサカリを持って記念撮影ができる。 でも、長蛇の列に並ぶ気にならなかった。

山頂には2つの山小屋がある。 金時茶屋と金太郎茶屋。今回は金太郎茶屋で昼食をいただく。

さて帰ろう。今日はピストンなので公時神社へ戻る。

アクシデント発生

10分ほど下った時。 息子がまた訳分からないことを言い始めた。

「○んこ漏れそう!」

おい!ちょっと待て!またかよ!

簡易トイレの予備はもうない。絶体絶命のピンチだ!

頂上のトイレに戻るしかない。 しかし、息子はもう歩けないらしい。

あぁー、仕方ない担いで登るか・・・。

息子の体重は16kg。 テント泊の荷物と同じくらいの重さなので大したことない。

すぐに頂上について、トイレの前で息子が一言。

「やっぱり出ないわ~」

いや、しろよ! という事で強制的にトイレ座らせて用を足させる。

トイレから出たときには、雲が晴れて大涌谷が綺麗に見えましたとさ。

めでたしめでたし

まとめ

今回は公時神社から登ったが、金時山には多数のコースが存在する。

それぞれのコースに見どころがあり、どのコースから登っても楽しめる。

何度来ても楽しい金時山は、家族登山にピッタリ。

子供と登山する時は携帯トイレは忘れずに・・・。

金時山が載っている地図

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