2016年5月23日
今日は最高気温30度になるらしい。それなら沢沿いを涼しく歩こうではないか。
沢沿いの道が多く、まだ行ったことが無い山を探してみると西丹沢の畦ヶ丸があった。
はい、行き先決まり!
今回のルート
コースタイム
西丹沢自然教室 09:08 → 下棚 09:52→ 本棚 10:08 → 畦ヶ丸山 11:34 → 大滝橋バス停 13:52 → ぶなの湯 14:18
合計時間:5時間10分
合計距離:11.3km
累計標高差(上り):900m
累計標高差(下り):1,040m
実は前回行ったユーシンから檜洞丸への縦走で西丹沢を気に入ってしまったので、迷った時は西丹沢と決めていたのである。
登山口がある西丹沢自然教室へは新松田駅からバスで1時間10分ほど。
「平日だしバスは空いてるだろうから寝ながら行こう」と気楽に考えてバス停に向かうと、なんと既に30~40人も並んでるじゃないか!なんじゃこりゃ~!
当然座れるはずも無く、しかも20分ほど遅れ、最後までギュウギュウ詰めで1時間30分を耐えることになりました。疲れた・・・。
乗客の殆どが檜洞丸へ向かったようで、畦ヶ丸へ向かった人はいないようだ。どんだけ人気無いんだ。
西丹沢自然教室の横に、なにやら怪しい岩が並んでいる。
近づいてみると丹沢にある岩石の種類と説明が書かれていました。
丹沢にこんなたくさんの種類の岩石があるのかぁ~。勉強になるなぁ。
後学の為に全てを写真に収めてまとめてみましたので、興味ある人は見てみてください。
岩石の説明を通り過ぎて、橋を渡ります。
9時8分 登山開始!今日は久しぶりにのんびり登山にしますかな。
始めから沢沿いを歩いていきます。涼しくて気持ち良いなぁ。
いくつか堰堤があり、ズンズン乗り越えていきます。
良い階段・・・。
階段フェチではない。
西丹沢といえば綺麗な水。本当に透き通った青い水で、ゴクゴク飲んでしまいたくなる。
そして、奥多摩のロックガーデンのような苔と川のハーモニー。凄まじい自然のパワーを感じます。
これはパワースポットとして有名なセドナよりもパワーあるね。
途中いくつもある橋も苔でオシャレに。
30分ほど歩くと、下棚への分岐にさしかかります。畦ヶ丸へ行くまでの間に下棚と本棚という2つの滝があります。両方とも分岐から5分もしないで滝に着きますので、是非寄っていきましょう。
全然期待しないで行ったので、下棚の想像以上の迫力にビックリしました。
本棚はもっと凄いんだろう。期待しちゃうね。
本棚分岐へは下棚分岐から10分ほどで着きます。さーて、どんな本棚が出てくるのかな?
うぉー。凄い秘境感!!左右に滝がある!
さすが本棚!珍しく期待を裏切られなかった。よくやった本棚!
テンションが上がったところで沢道は終了です。ここからはひたすら登りです。といっても1時間も登りません。
新緑が眩しい!なんて気持ち良いんだ。
丹沢名物のヤセ尾根や木の梯子があり、変化に富んだ登り道。飽きずに登れます。
見事に眺望がありません。
ここで昼食タイム。
止まったとたんに大量のメマトイが現れます。顔の周りをブンブンブンブン・・・うるせー!
メマトイ・・・ハエのような昆虫で目にまとわりついてくることから目纏いと命名されているそうだ。
ゆっくり昼食を食べてる場合じゃないが、他に食べる場所も無いのでグルグル歩きながら食べることにする。
そんな憎きメマトイにはコレ!
「パーフェクトポーション アウトドアボディスプレ~!」
これを帽子のツバや服の襟などにつけておくと、結構な効果があります。
香りも良い匂いなので、夏の低山には是非持っていくと良いでしょう。
あとは大滝橋へ向かって下るだけ。
下りは比較的緩やかな坂が多く、膝にも優しい登山道です。
頂上のすぐ近くには畦ヶ丸避難小屋がある。
丹沢には至る所に非難小屋がある気がする。冬の人が少ない時期に避難小屋を使って縦走をしてみるのも面白いかもしれない。
畦ヶ丸避難小屋から35分ほど歩くと、再び沢沿いの道となります。往復共に沢沿いを歩けるなんて、有難き幸せ。
水が豊かにあるため、苔が生き生きとしています。もはやアートです。巨匠も唸るレベル。
ビックリするのが、ここまで一切眺望無し。最初から最後まで眺望がない山は初めてかもしれない。人気が無い理由はこれですね。
しかし、眺望が無いのにも関わらず、こんなに楽しい山も少ないと思う。私はこのコース好きですよ。
相変わらず川の水が青い!西丹沢ならではの美しい景色です。
私の中で丹沢の株が鰻登りです。
山頂から約1時間50分で大滝橋に着きました。
この橋を渡ると大滝キャンプ場へ行ってしまうので、渡らないように。
私はキャンプ場に迷い込みフラフラと彷徨っていたら、従業員の人に「下見ですか?」と声をかけられました。
大滝橋バス停に着いて時刻表を見ると、次のバスは約1時間後。
バス停の周りには何も無いので、次の中川バス停まで歩き、ぶなの湯で待つことにした。ぶなの湯までは歩いて20分ほど。
●中川温泉・ぶなの湯
約400年前に武田信玄が北条氏康との合戦で、負傷した将兵を入浴療養させたといい伝えられることから「信玄の隠し湯」とも呼ばれています。
泉質は水質イオンの高い単純アルカリ性泉で、効能は胃腸病・神経痛・リューマチ・高血圧・切り傷の回復のほか、美容効果も高いとされています。
ぶなの湯は山北町立の日帰り温泉施設です。http://www.fujikyu.co.jp/
ぶなの湯は2時間まで700円で入浴が出来ます。(毎週水曜日定休)
後から知ったのですが、新松田駅前案内所で西丹沢温泉セット券が購入できるそうです。
この券は新松田駅~西丹沢自然教室の往復バスチケットとぶなの湯の入浴がセットになっていて、料金は2,250円(子供1,180円)。普通に買うより750円ほど安い。
次回は是非活用させて頂こう。
今回は時間が無かったので、入浴はせずに谷峨駅行きのバスに乗って帰ってきました。
今回で2度目の西丹沢でしたが、本当に良い山域ですね。登山口までのアクセスに時間がかかるのが玉に瑕ですが、その代わり人が少なく秘境感を味わうことが出来ます。今回は凄い混みようでしたが・・・。
これからは「比較的都心から近くて、オススメの場所は?」と聞かれたら、即答で「西丹沢!」と答えます。
コメント
[…] Daddy-Lifeより引用 […]