西丹沢の山深さを感じる 大室山~加入道山縦走

丹沢

5月28日、先週に続いて、西丹沢です。もう完全に西丹沢にハマっています。

先週の畦ヶ丸に続き今日は大室山と加入道山の縦走です。

大室山周辺ではミツバツツジがピークを迎えていました。

今回のルート

登山日:2016年5月28
コースタイム
西丹沢自然教室 09:12 → 用木沢出会 09:45 → 犬越路 10:35 → 大室山 11:43 → 加入堂山 12:40 → 白石滝 12:22 → 西丹沢自然教室 14:24
合計時間:5時間12
合計距離:14km
累計標高差:1,200m

今回は新松田駅のバス停横にある富士急湘南バス新松田駅前案内所で「西丹沢温泉セット券」を購入。
IMG_1611

この券は新松田駅か~西丹沢自然教室間の往復バスチケット中川温泉にある「ぶなの湯」の入浴券がセットになったもので、2,250円で購入できます。
往路券は降りるときに回収。復路券は何度でも乗り降り自由で最終目的地で回収となります。

普通に買うとバス代が片道1,180円。入浴代が700円かかるので、かなりお買い得です。ちなみに入浴券無しの往復チケットは2,120円なので、どちらにせよ往復で買った方が得です。

土曜日ということもあって、西丹沢自然教室行きの7時台のバスは10分おきくらいに出ていたので、座っていくことが出来ました。1時間以上立ちっぱなしはキツイです!

ということで9時ぐらいに西丹沢自然教室に到着。

IMGP5752

登山届けを出して、準備運動、軽食をとって出発!

今日はあいにくの曇り空。犬越路から大室山までの間は富士山の展望が素晴らしいそうだが、今日は見られなさそうだ。

まずは用木沢出合まで2kmほど歩きます。
殆どの人はその手前にある檜洞丸へ行くつつじ新道へ吸い込まれて行きます。やっぱり檜洞丸は人気があるなぁ。

IMGP5758

用木沢出合からは加入道山方面と大室山方面に分かれています。

どっち周りにしようかと考えたんですが、先月檜洞丸に行った時に犬越路から下ってきたので、今度は登ってみることにしました。

まずは、いくつもの橋を渡りながら沢沿いを歩いていきます。

IMGP5769

相変わらず綺麗な水です。前日に大雨が降ったにも関わらずこの透明度。

IMGP5776

沢を越えると本格的な急登が始まります。
IMGP5778
以前ここを下りてきた時は、ガレていてかなり長く感じたけど、登ってみるとそこまで歩きにくく感じなかった。
ハイペースで登りつつ、休憩がてら写真を撮る。

IMGP5779

木にいい感じで苔がついていて綺麗だ。

IMGP5783ガレ場は一部だけ。
用木沢出合から犬越路までは50分。コースタイムは1時間半。ハイペース過ぎた・・・久しぶりに息が切れてしまった。ここからはペースダウン。

犬越路避難小屋の横を通り、大室山へ向かいます。

IMGP5791

犬越路を過ぎると急に景色が変わる。下は草原になり、景色が開けてきます。ここで富士山の眺望が見られます。
IMGP5793

「曇ってるし、どうせ見えないでしょ。」と富士山方向を見てみると・・・。

どーん!

IMGP5794

富士山のかけらが見えました・・・よかったよかった・・・。

ハイキングコースのような歩きやすい道を気分よくガンガン

登っていきます。

IMGP5803

大室山手前には、まだ綺麗につつじが残っていました。今がピークのようです。

IMGP5809

そして、ふと富士山方面を見てみると。IMGP5807

おぉ!いつの間に!
奇跡的に5分間ほど雲が消えて、富士山が姿を現しました。これが今日私が富士山を見た最後であった。

最後に顔を出してくれてありがとう!IMGP5811丹沢名物「木道」を抜けると大室山と加入道山の分岐に到着です。

分岐は比較的開けていてテーブルが2つ用意してあります。
IMGP5818
大室山にも加入道山にも眺望が無くテーブルも無いので、ここで昼食を食べると良いと思います。

分岐から大室山までは片道5分もないくらい。大室山は山梨百名山に選定されている。山梨百名山手帳には「秋の紅葉の美しさでも有名」と書いてある。
確かに木道の辺りとかは紅葉したら凄く綺麗そうだ。

IMGP5816

特に見るものもないので、すぐに加入道山へ向かいます。

IMGP5821
またまた木道を歩いていくと、木の階段が現れます。木の階段を降りて一気に200mほど標高を下げます。

 

IMGP5830
登り返していると、木の枝に「クマヨケ」とかかれた板がぶら下がっていました。鐘とか鈴とかならわかるけど、この板を叩くものもないし・・・どう使うんだろう?まさか自分で木の枝を拾ってきて叩くわけじゃないよね?

12時40分 加入道山到着

頂上には今年の1月に建て直しをしたばかりの加入道山避難小屋がある。中は見てないが、とても綺麗みたいなので、綺麗なうちに一度泊まってみたい。

IMGP5833

あとは白石峠経由で用木沢出合まで下るだけ。

この下りが大変だった。

IMGP5838
登山道が荒れ放題で、道を間違えたかと思った。
石がツルツルしていて、何度か転びそうになるが最近試しているフラットフッティングのおかげで何とか転ばずに通過。

が、転ぶのを耐えようとした時に右足の裏がつった・・・。イテェ!全く歩けないくらいの激痛。仕方が無いので靴を脱いでマッサージ。5分ほどマッサージをすると何とか回復。危ない危ない。

しばらく歩くと白石の滝というところに着きました。凄く良い滝なんだけど、手前の木々が邪魔して殆ど見えません。結構で豪快な滝なのにもったいない!

IMGP5847

更に下ると沢にぶつかる。ここまでくれば用木沢出合は目と鼻の先。

IMGP5851

14時5分 用木沢出合に到着。なんとか14時40分のバスに間に合いそうだ。コレを逃すと次は1時間後なので、少しペースを上げて歩く。

IMGP5855

朝はいなかったヤギ。立派な角。

キャンプ場の脇を通って、バス停を目指します。キャンプ場には、家族連れが多数訪れており、BBQをしていました。
私の子供がもう少し大きくなったら遊びにこようと思います。

14時25分 西丹沢自然教室着

帰りは中川バス停で下車して、ぶなの湯で汗を流します。

IMGP5751

次のバスはちょうど1時間後。手早く体を洗って熱いお湯に浸かりながら、つった足を入念に揉みほぐします。これで明日には響かないはず。

ということで、今回も無事帰ってこられました。足の裏も温泉のおかげで何事も無かったように回復。一件落着です。

まとめ

西丹沢は山深く、鉄塔などの人工物がほとんど見えないのが良いですね。まさに山の中にいるという感じがします。
特に加入道山から用木沢出合までの崩落具合が凄まじい。そんな自然を大いに感じられる西丹沢が大好きです。
丹沢の有名な山で、まだ行けていないのが蛭ヶ岳。何しろ遠い。日帰りでも行けないことはないけど、どこかの避難小屋に1泊して行く方が余裕があって良いかな。
夏や蛭が大発生するそうなので、秋頃に行ってみたいです。

大室山、加入堂山が載っている地図

コメント