断崖絶壁から絶景を望む!日本のテーブルマウンテン荒船山日帰り登山

登山

2019年5月3日、令和初の登山は荒船山に行ってきました。

荒船山は日本二百名山に選定されている山で、日本では珍しい頂上が真っ平らなテーブルマウンテンである。
まるで荒波を行く船のような山容から、荒船山と呼ばれている。そのままっ!

最高峰は経塚山で、標高1,422m。コースタイムは3時間半と山容の割にお手軽に登ることが出来る。

今回のルート

登山日:2019年5月3
コースタイム
登山口 07:35 → 挟岩修験道跡 08:10艫岩 08:50 – 09:16 →  経塚山 09:50 → 艫岩 10:26 → 登山口 11:33
合計時間:3時間58
合計距離:9.5km
累計標高差:520m

今回は車ということで登山口から経塚山までピストン。

登山開始!

GW真っただ中、確実に渋滞することを見越して4時30分に東京を出発。

早朝に出たにも関わらず、関越道の上里PAは大混雑。さすがGWだ。
上里の混みように一抹の不安を覚えたが、特に渋滞に巻き込まれることもなく下仁田ICを降りる。

荒船山方面へ向かっていると、突如として現れる異様な山!

うぉー。カッコいい!

本当に山の上に船が乗っているようだ。船の先端は艫岩(ともいわ)と呼ばれ、200m落差の断崖絶壁。
艫岩でタイタニックの船首シーンのマネとかして落ちないように注意しないとな。

6時30分、登山口到着。


皆考えることは同じようで、既に駐車場はほぼ満車。ギリギリ止めることが出来た。
準備をしている間も、続々と車が到着する。これはすぐに溢れるぞ。

今日のコースは標高差500m程度のハイキングコース。

少し歩くとすぐに分岐が現れる。


左が新しくできた道っぽいのでそちらへ進む。

新道は一度登ってまた下るコースなので、旧道の方が楽。でも歩きやすさは新道。
どちらを選んでも最終的にはつながる。

歩き始めて20分。標識を見てびっくり。


えっ!もう3分の1も歩いてるじゃないの!

特に目立った登りもなく8時10分、鋏岩修験道場跡に到着。


いくつも岩屋があり、昔は修行者用の道場が立っていたらしい。

先に進むと木が根こそぎ倒れている地帯がある。


この辺りは風が強いのかな?
荒船山の山容を見ると風がぶつかって、ビル風のように突風が吹くのかもしれない。

鋏岩修験道場跡から20分ほどで一杯水に到着。本当サクサク進めるな。

この看板、いかにも「ここの水飲んでいってくださいね!」って言っているようでしょ?
すっごい期待させるように書いてあるでしょ?


でも実際は近づくこともできず飲める雰囲気が全く。いや、無理すれば飲めるんだろうけどかなり危険。
なんて意地悪な看板なんだ。

この先から急に岩場になる。


ここが核心!
岩が濡れているし、靴のソールも減っていてツルツル滑る。凄く怖い。
「こんなの余裕だぜ!」なんて格好つけてロープ無しで登ろうとしたけど、やっぱり怖いくてへっぴり腰で登りました。
滑ったら確実に怪我をするので慎重に!
危ないエリアは短くて、すぐに突破できる。

ノスタルジックな看板が見えたら山頂はもう近い!

8時50分、艫岩到着!

山頂には小さな小屋と艫岩(ともいわ)展望台がある。


艫岩は200mも切れ落ちる絶壁なのだが、柵はなく足を滑らせると死あるのみである。

 

最近もここで滑落事故が起こっているので、崖っぷちから距離を取り慎重に景色を眺める。

皆、崖下の写真を撮ろうとして落ちるらしいので、写真は安全な場所から撮りましょう。

目の前には、雪が解け始めた浅間山が見える。

小屋の右側の道を進むと、隠れ展望台があった。
こっちの景色も凄い!むしろこっちの方が好きかも。

妙義山などがある上毛三山方面がガッツリ見渡せる。
特に看板もなく、分かりにくい道なので、あまり人が来ないみたいだ。
穴場なのかな。

ここにも特に柵はなく、人知れず落ちてしまうのでご注意を。

次は最高峰である経塚山へ向かう。まっ平らな山頂にポコッと飛び出ている場所が経塚山山頂だ。
展望台からしばらく平たんな道を歩く。


ここが山の上だなんて信じられない。まるで公園のようだ。
お散歩気分で進んでいく。


経塚山直下は急登になるが、標高差がほとんどないのですぐに山頂に到着する。


山頂は狭く、眺望はそこまで良くないが、木の枝の間からは雪をかぶった八ヶ岳連峰が綺麗に見えた。

周回ルートがないので、来た道をそのまま戻る。

滑る場所が多いので、注意を払いつつ素早く下山。

11時33分、午前中に駐車場に戻ってこられた!

帰りもGWにも関わらず渋滞には一切ハマらず東京に戻って来られた。

パーフェクト!

まとめ

事前情報から、「そこまで眺望は良くなさそうだし、変化がなさそうな山だなぁ」という印象を持って登ったが、実際は非常に歩いていて楽しい山だった。
登りも急な場所は少なく手軽に絶景を見られるので、初心者におすすめしたい山だ。
ただし、滑落には注意。艫岩から落ちたら万が一にも助からない。できれば子供は連れて行きたくないかな。

GWと言うこともあって早出早着を実行したが、これが大正解。
渋滞するとわかっている時は4時台に出ると計画通り帰ってこられます。

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