【福島】活火山の迫力にひたすら感動!表から裏へ磐梯山日帰り登山

   

9月15日 福島の名峰、磐梯山に公共交通機関を利用して登ってきました。

磐梯山は日本百名山の一つに選定されている山で標高は1,816m。
猪苗代湖側から眺める磐梯山は富士山のように綺麗な形をしている為、会津富士とも呼ばれている。

本当は磐梯山下山後、郡山に一泊し一切経山に登る予定だったが、出発の2時間前に急遽磐梯山の日帰り登山に予定を変更。
16日の天気予報が雨になったためだ。

忙しない出発となったが、この判断は間違っていなかった。

今回のルート

登山日:2019年9月15
コースタイム
猪苗代登山口 05:52 → 赤埴山 07:42 → 櫛ヶ峰 09:04 → 弘法清水小屋 09:53 → 磐梯山 10:21 → 銅沼 12:41 → 五色沼入口(裏磐梯高原駅) 13:52
合計時間:8時間
合計距離:16.2km
累計標高差:上り1,320m/下り1,206m

猪苗代駅から登山口まで歩き、赤埴山(あかはにやま)へ。
磐梯山と櫛ヶ峰の鞍部で荷物をデポして櫛ヶ峰をピストン。
磐梯山登頂後は銅沼(あかぬま)経由で五色沼入り口へ。

登山口へ!

登山前日の22時30分。私と友人Hはバスタ新宿ターミナルに居た。
私は今年2回目の夜行バスである。

夜行バスには良い思い出がなく、2年前に雲ノ平へ行く途中、風邪が悪化し断念。
今年は友人Hが鳥海山へ行く途中、風邪を引き登山を断念。

夜行バスはとてもハードな移動手段だ。しかし、寝ながら移動できて、早朝から登山を開始できる効率の良さは何ものにも代えがたい。

私は夜行バスで山へ行くことをやめない!

という事で、今回利用したバスは猪苗代駅まで直通の夢街道会津21号を利用。
バスタ新宿23時出発、猪苗代駅に4時50分到着予定だ。

料金は4,370円。安い!
夜行バスは熟睡さえできれば最強の乗り物だ。

4時25分 予定より早く猪苗代駅に到着。

猪苗代駅で下車したのは、私達以外に2人のみ。
いずれも登山者ではなかった。

さすがにこの時間から登山口まで1時間以上かけて歩く人はいないみたいだ。

タクシー会社6時半から営業開始なので、徒歩で猪苗代登山口まで向かう。4.3kmの道のりである。


暗闇の中に薄っすらと見える磐梯山。

夜明け前の道を歩きながら友人Hに聞いてみた。

私「そういえば夜行バスで寝られたの?」

友人H「一睡もできなかった・・・。」

私「Oh・・・。」

どうやら友人Hにとって夜行バスは超えられない難所のようだ。
実は先週も夜行バスに乗っていて、その時も寝られなかったとか。

夜が明けてくると、磐梯山の全容が見えてきた。

山の中腹まではスキー場になっていて、右の山頂が赤埴山、左のトンガリが磐梯山山頂だ。
全体的に緑に覆われていて、火山とは思えないほど優しい山容をしている。

これが磐梯山の表の顔だ。
後にこの菩薩のように優しい顔が明王よろしく険しい顔に変化する。

そんな感じで1時間ちょっと歩いて猪苗代スキー場に到着。
うん、結構遠い!久しぶりに登山口まで長く歩いた気がする。
ほどよく体が温まって良い感じ。

登山口の手前で入山届を出して、登山開始です。

登山開始!

まずは猪苗代スキー場のゲレンデを登ります。
ゲレンデなので、結構な急斜面を登ることになる。

もう秋です。一面に広がる銀色のススキでゲレンデが覆われている。

これが厄介で、朝露でススキの葉がビチャビチャに濡れているのである。
7月に行った宮之浦岳の悪夢を思い出した。

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更にここから登るのが今日一番目だったので、蜘蛛の巣が凄い。

朝露に濡れたススキと蜘蛛の巣を避けながら、急斜面を登っていく。
コレはかなり辛い!

後ろを振り返ると、金色に輝く田園と猪苗代湖が綺麗に見える。

蜘蛛の巣と格闘しながらゲレンデの斜面を登ること1時間。
天の庭に到着。


ようやくススキだらけのゲレンデを抜けます。

ここから岩が多めの本格的な登山道に変わる。

少し登ると森林限界に到達。さすが東北。

目の前には磐梯山の山頂。まだ優しい菩薩顔をしている。

赤埴山の山頂が近づくと、土が赤銅色になってきた。
山の名前に赤がつく理由はコレか。

7時42分 赤埴山の頂上に到着!

山頂からは猪苗代湖・磐梯山・そして櫛ヶ峰!

なかなかの景色だ。

次の目的地は櫛ヶ峰。

櫛ヶ峰はなだらかで山頂まで簡単に行けそうに見えるが、そうは問屋が卸さない。

櫛ヶ峰への道は一般ルートではなく、破線ルート。
かなりザレているという情報なので、登れなそうになかったら引き返そうと思う。

まずは沼ノ平まで下ります。

沼ノ平の辺りまで下ってくると、先程まで穏やかだった磐梯山の表情が一変。


ゴツゴツとした火山らしい岩肌に変わっている。
とうとう本性を表したな!

赤埴山から磐梯山・櫛ヶ峰の分岐までの間にどんどん磐梯山の表情が変わるのがとっても面白い。

分岐に到着。友人Hは寝不足のため、先に弘法清水小屋へ行って寝ててもらうことにした。

荷物をデポし、ペットボトルだけ持って櫛ヶ峰へ。

分岐から少し進むと櫛ヶ峰の全容が見えてきた。

おお!格好良い。赤埴山から見た姿とは全く違う凶悪な見た目だ。

まさに火山というような景観の中、櫛ヶ峰に向かって歩いていく。

磐梯山の方を振り返ってみると・・・壮観!

荒々しく削られてむき出しになった岩肌が自然のパワーを感じさせる。

櫛ヶ峰に近づくと、こちらも北側が大きく崩れている。
凄い威圧感だ。

櫛ヶ峰直下までの道は危険箇所がないので、ここまで来ることをオススメする。

既に2名が先に登り始めていたので、かなり距離を開けて登る。
情報通り凄まじくザレている。コレは危ない。いつ落石が起きてもおかしくない。

岩を落とさないように慎重にゆっくりと登っていく。

そして9時4分 櫛ヶ峰登頂!

山頂には気象庁の監視カメラが設置してあり、磐梯山を見下ろしている。

下から見た印象とは違って、山頂は草原になっていた。

磐梯山方面を見てみると・・・

Mt.BANDAI is amazing!!!

息をするのも忘れてしまいそうなほど美しい。
吸い込まれそうな景色だ。

反対側を見ると桧原湖(ひばらこ)や小野川湖、秋元湖が見える。

秋元湖の奥には吾妻連峰。

更に桧原湖の奥には薄っすらと朝日連峰。

雲がなければ朝日連峰の奥に月山も見えるかも。

そして北西には雲をかぶった飯豊連峰。今年の夏、行きたかったなぁ~。

最高すぎないか?この眺望。

友人Hが小屋で待っているのも忘れ、しばらく絶景に見とれてしまった。

さて、小屋に向かいますか。

下りは登りよりも慎重に。

なんとか無事に降りてきました。
かなり危険なのでオススメはできないが、山頂からの眺望は格別でした。

デポした荷物をピックアップして、弘法清水小屋へ登り返します。

右側の突き出た岩が天狗岩。
迫力満点だ。

空身といえども、ザレた道を歩いて結構体力を使った。
小屋までの登り返しが結構堪える。

途中に水場もあるし、小屋もあるので、3Lも水持ってこなければよかった。

9時53分 弘法清水小屋に到着。

ここは磐梯山山頂までの最短ルート八方台登山口との合流地点であるため一気に人が増える。

さて、友人Hは見つかるかな?

あ、小屋の前で爆睡してた。

怪しい雲が出てきたので、さっさと磐梯山に登ろうか。

登山道が狭く一本しかないので、すれ違いで渋滞が起こっていた。

さすが人気の山。人が多い!

ノロノロと亀のように頂上へ向かって進んでいく。

山頂も大勢の人で賑わっていた。
櫛ヶ峰とは大違いだ。

そして、完全に雲に囲まれて眺望はゼロ!

眺望が全然ないので、山頂の滞在時間は短め。

猪苗代登山口とは真逆の五色沼へ向けて下山開始。

こういうルート選びできるのは公共交通機関利用の強みだね。

途中までは八方台登山口方面へ下る。

この道は樹林帯で、ほとんど眺望がない。
ただ、最短というだけで人気のルートだ。

さっき登ってきた猪苗代ルートのほうが断然面白いのに。

一箇所だけ眺望がひらけている場所があって、そこからこれから行く銅沼(あかぬま)が見えた。


緑なのか茶色なのかよくわからない不思議な色をしている。
行くのが楽しみだ。

そして再び鬱蒼とした樹林帯を歩く。

長い!単調!
今まで登った東北の山の中で一番つらいコースかも・・・。

樹林帯の道をひたすら下ること1時間半。

突然、大きな沼が姿を現した!

銅沼(あかぬま)だ!

It's Amazing!! Part2

なんじゃこりゃー!

目の前そびえる荒々しい噴火壁と噴煙。それを映し出す茶色の水面。
火山の迫力と美しさを併せ持った超絶景である。

目の前には先程登った櫛ヶ峰。

先程の磐梯山山頂とは対照的に静かな時間が流れている。

近くで見ると水の透明度は高くて凄く綺麗だ。

沼底に水酸化鉄を含んだ泥が溜まっているので茶色く見えるとのこと。

今までの面白くない道とのギャップで感動が増幅した。

さて、後は裏磐梯スキー場を通って五色沼まで歩きます。

1時間弱、砂利道を歩くと裏磐梯登山口に到着。

はい。お疲れさまでした。

友人Hが寝不足でヤバいので、五色沼はバスでワープ。

少しだけ時間があるのでアクティブリゾーツ裏磐梯に寄って、日帰り入浴をすることにした。

時間は本当に少しだけで入浴時間は約15分しかない。

なぜなら14時50分発の猪苗代駅行きバスを逃すと、次は2時間後になってしまうから。

ささっと汗を流して、10分だけお湯に浸かる。

それだけでも体の疲れが取れた気がする。

帰りは郡山経由で新幹線で東京へ戻ってきました。

まとめ

今回は公共交通機関を利用して表から裏磐梯へ縦走するルートを歩きましたが、穏やかな顔から険しい顔へ磐梯山の表情がガラリと変わる様子が見られるので非常に楽しかった。

山頂では残念ながら曇ってしまったけど、櫛ヶ峰からは凛々しくかっこ良い磐梯山、銅沼からは荒々しい火山壁と櫛ヶ峰。絶景の連続で大満足でした。

最短で楽だからという理由で八方台登山口ピストンを選んでしまうと、磐梯山の魅力のほんの一部しか味わえないと思う。

磐梯山を堪能するのであれば公共交通機関利用で南北縦走がおススメです。

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