2017年1月28日、とうとう念願の丹沢最高峰である蛭ヶ岳に行ってきました。
蛭ヶ岳は丹沢のほぼ中央に位置しており、どの登山口から入っても片道約5時間かかるので覚悟を決めて行かないといけない山です。
当初は”焼山登山口~蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳~大倉”の丹沢主脈縦走を計画していました。
でも、最近長い距離を歩いておらず自分の体力に自信が持てなかったので、いつでも引き返せるように大倉から入って蛭ヶ岳ピストンにしました。
ピストンのほうが距離も長いしキツイんですけどね。
大倉~蛭ヶ岳ピストンは標準コースタイム11時間30分らしいので、巻きで歩かないと日没までに帰ってこられない・・・。
コースタイム
大倉バス停 7:15 → 塔ノ岳 9:39 → 丹沢山 10:39 → 蛭ヶ岳 12:10 – 12:30 → 丹沢山 14:08 → 塔ノ岳 14:49 – 大倉バス停 17:15
合計:10時間
総距離:24km
累積標高差:2,075m
渋沢駅北口から6時48分大倉行きの始発バスに乗り込みます。
いつも大倉行きのバス停前は長蛇の列ですが、今日は比較的空いていて座ることが出来ました。
7時15分
準備をして、大倉バス停を出発です。
なぜか人気の丹沢クリステルさんに見送られながら、一番の難所「大倉尾根」へ突入。
大倉~塔ノ岳間で標高1,200mも稼げるので、お得感があります。
先が長いので、ゆっくり登りたいところだけど、日が暮れるまで時間がないので、バテないギリギリのペースで歩いていきます。
頭の中では何故かトーマスの歌が流れ、フンフン鼻歌混じりに快調に登っていると、あれ?
ポッケに入れてた手袋がないことに気付いた。
「これから雪道歩くのにヤバイ!」と一瞬思ったけど、手袋を二重にしていたので、なんとかカバーできそうだ。帰りに拾えば良いしね。
9時45分
2時間25分という過去最速のタイムで塔ノ岳山頂に到着。知らぬ間に体力付いてるな。
塔ノ岳まではほとんど雪もなく、安全に登ってこられました。
塔ノ岳から丹沢山へ向かう道は行く人が少ないからなのか急に雪が増えて、要アイゼンです。
私はモンベル チェーンスパイクですが。
塔ノ岳から見る蛭ヶ岳は近そうに見えるが、実際はとてもとても長い道のりなのである。
まだ午前中ということもあり、雪も締まっていて比較的歩きやすい。無積雪期と同じようにサクサクと進めました。
10時39分、丹沢山に到着。
蛭ヶ岳はここから更に2時間の道のりでございます。
一瞬ここで引き返そうか考えたけど、このままのペースで最後までいければ計算上16時台には下山できそう。ということで頑張って行ってみましょう!
丹沢山から先はさらに雪深くなっていて、少し踏み場所を間違えると膝の辺りまで足が埋まります。
冬は空気が澄んでいて綺麗に富士山が見えます。
そして鬼ヶ岩から日本一と神奈川一のコラボ!
やっと、蛭ヶ岳が近づいてきました・・・が、まだ蛭ヶ岳山荘が小さく見える。
12時10分、ついに!ようやく!やっと!蛭ヶ岳到着!
いやー!遠かった!よう頑張った!
蛭ヶ岳にはまだたくさん人がいて安心しました。
まぁ、この人たちが皆日帰りとは限らないんですけどね。
ここで今日初めてまともな休憩を10分だけ取ります。
焼山登山口へ行く道も考えたが、バスがないので諦める。
やはり焼山登山口から登るべきだったか。
さてと、お昼ご飯も食べた事だし・・・5時間かけて来た道をまた戻りますか・・・。
ピストンって折り返し地点からのモチベーションが上がらずツライんだよね。
蛭ヶ岳側から塔ノ岳方面を見るとグニャグニャと蛇行した登山道がよく見えます。これが近そうに見えて遠い理由です。
帰りはほとんど写真も撮らず早く帰りたい一心で歩いてました。
山小屋を見るたびに「泊まりて~!」と心の中で叫びつつ通り過ぎる。
14時50分 やっとの事で塔ノ岳へ帰ってまいりました。
この時間でも頂上は賑わってるのね。
さすがみんなの人気者塔ノ岳!。
もう日の入りが迫っているので、急いで下りましょう。
下り始めて1時間ほどすると、日がどんどん傾き急に暗くなってきました。ヤバイヤバイ!もうすぐ日が暮れる!
行きに手袋を落としたであろう区間に入ったので、キョロキョロ注意しながら歩いていたが結局手袋が見つかることはなかった。
絶対見つかると思い込んでいただけにショッキング!
17時15分 大倉バス停。
ただいま戻ってまいりました!
明るいうちに帰ってこられたので良しとしましょう!
まとめ
帰ってきてからコースタイムを見て分かったんだけど、大倉バス停~塔ノ岳までは2時間25分と良いペースで登れているけど、下りがほぼ同じ時間かかっていて大幅にタイムロスしている。本当は1時間40分くらいで降りてきたいところだ。以前から下りは苦手で、いつも時間がかかってしまう。膝を痛めないようにダブルストックで下ったんですが、良くないですね。技術でカバーしないと。
次はもっと体力をつけて焼山登山口からの主脈ルートや西丹沢からの主稜ルートにチャレンジしてみたい思います。
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