【奥武蔵】大持・小持・武甲山 重りを付けてトレーニング日帰り登山

登山

関東百名山である大持山、そして小持山を経て、奥武蔵の名峰武甲山までの縦走ルートを歩きました。

奥武蔵の山域は地味というイメージがありますが、今回もそのイメージ通り渋いコースでした。

今回はトレーニング登山ということで、ザックは12kg。両足に500gのアンクルウェイトを装着して登ってみました。
コース的にも結構ハードなコースなので、どうなることやら。

今回のルート

登山日:2021年5月29日
コースタイム
名郷バス停 08:28 → 鳥首峠 10:15 → 天神山 10:40 → 大持山 11:21 → 小持山 11:47 → 武甲山 12:36 – 12:48 → 浦山口駅 14:27
合計時間:5時間59分 (標準コースタイム8時間30分)
合計距離:17.6km
累計標高差(上り):1,696m
累計標高差(下り):1,777m

初めは名郷バス停から妻坂峠方面へ行こうと思って通行止めの看板を無視して15分ほど歩いたが、気持ちが変わり引き返して鳥首峠経由に変更しました。
細かなアップダウンを繰り返しながら天神山、大持山、小持山、武甲山と北上。
武甲山から浦山口駅までの林道が非常に長く感じた。

登山口へ!

スタート地点の名郷バス停に行くため飯能駅から7時10分発の湯の沢行きに乗車。

このバスは先月棒ノ折山に登った時に利用しました。


棒ノ折山は人気の山なので、バス停の前に行列ができていましたがギリギリ座れました。

名郷バス停までは約1時間。半分眠りながらだったのですぐ到着。

名郷バス停の前は広々としていて、ベンチやトイレも完備。ゆっくりと準備ができる。

トイレと身支度、朝食にパンを食べて準備完了!

登山開始!

8時28分 まずは妻坂峠を目指します。


まずは妻坂峠へアスファルトの道を歩きます。

道路脇を流れる川の水が透き通っています。

入間川の源流ですね。


この川沿いに1kmに渡る大規模な大鳩園キャンプ場。

妻坂峠方面は通行止めになっている。橋が崩落していているらしい。

どんな感じの状況なのか見て、行けそうなら行ってみようと思い15分ほど歩いた。
しかし、工事作業中っぽかったので手前で引き返してきました。

気を取り直して鳥首峠方面へ歩みを進めます。

そしてここにもキャンプ場の入り口があった。大きなキャンプ場だな。

少し歩くと登山口が見えてきました。

少し分かりづらい登山口ですね。
ここから登りが始まります。そして足首に巻いたアンクルウェイトの効果が発揮されます。

ここから登りが始まります。そして足首に巻いたアンクルウェイトの効果が発揮されます。
でも、よく考えたらアンクルウェイト500gとトレランシューズ270gの合わせて770g。これって今日家に置いてきた登山靴700gとあまり変わらないじゃん。失敗した。

次から700gの登山靴に重り付けます・・・。


この日は運良くペースメーカの人が現れました。上の写真で手前で立ってるトレランの人です。
2人で来ていて先に行っている相方はベテランで、今月飯能からスタートして同じコースを走ったらしいです。
写真に写っている人はトレランが久しぶりなのでリハビリしているとのこと。

少し頑張れば付いていけるペースで登ってくれるので、トレーニング登山にはちょうど良い速さで歩けます。

10時15分 鳥首峠到着。

標柱には「奥武蔵ロングトレイル 105K」と書かれている。
これは飯能市が中心となり地元の方が整備を進めているトレイルで全長105kmあります。
飯能中央公園から各名所を回りながら一周するコースだそうです。

鳥首峠を超えると見えるのが天神山。その先には横倉山・大持山・小持山とアップダウンが続きます。
そして眺望はそれほど良くないので、心が折れないように精神を集中させます。

そしてここは数少ない眺望地だ。酉谷山、七跳山などの長沢背稜が見えている。

特に何があるというわけではないウノタワを通り過ぎたところで、ようやく足が悲鳴を上げました。
登山口からここまで標高差約800m。乳酸がたまりにたまりトレランの人について行くようなペースでは足が重すぎる。
ここで重りを外してパワー開放です。

ドラゴンボールの重い服よろしく、先程までキツかったペースでも余裕を持って歩けます。

ツツジに気を止めることが出来るくらいには復活。ヤマツツジかな?

「山頂から転がってきたんですか?」っていうくらい何も見えないところにある富士見の丸太。の先が大持山山頂だ。頑張れ!

11時21分 大持山に到着。


大持山の山頂標識は恐ろしく地味で、間違えて通過しそうなくらい普通の標識と同化している。
今まで通過してきた天神山や横倉山も山頂が地味すぎて知らない間に通り過ぎてしまいました。

大持山山頂に眺望はないのですが、少し行ったところに展望がきく場所があります。

山座同定が難しいが、天神山手前の眺望から見えたのと同じ方面。長沢背稜です。

そして行く先には小持山。
あれを越えれば、いよいよ次は武甲山であります。

大持山から見る子持山は遠そうに見えるけど実は近い。25分くらいで山頂に着きます。

地味で目立たない標識が立っている。眺望は少しだけあるが、開けてはいない。

子持山からシラジクボに下ってから、武甲山まで怒涛の急登が待っています。

気合を入れていきましょう。
ちなみに初めの方に会ったペースメーカーの人には抜きつ抜かれつ、休憩時に会話をしつつなんとか付いて行けてます。ギリギリだけど。

最後の登りなのでパワー出力を上げます。

12時36分 武甲山山頂になんとか到着!


山頂からは秩父・横瀬の街並みが広がります。


その中でも一際目を引くのが、この巨大建造物。これは三菱マテリアル横瀬工場です。
まるで要塞ですな。
ここでは主にセメントを製造をしていて、その時に出る熱を利用して廃棄物処理もしているんだって。
1,450℃という高温で焼却するからダイオキシンも発生しないエコな工場なのだそうですよ。

下山開始

私が工場の写真を撮っている傍らで山頂でペースメーカーの人が何かを探している。
そう言えばシラジクボから登ってくる途中に帽子が落ちてたことを思い出して聞いてみるとビンゴでした。

「取りに戻るのでここでお別れですね」と走り去って行ったんだけど、これから下りだし絶対抜かれるだろうなと思いながら浦山口駅方面に下山開始。

下りは結構急です。ここで問題発生!
足の爪が痛い!そう言えば爪を切ってくるの忘れてて少し伸びてるかもしれない。

我慢しながらひたすら樹林帯を下っていくこと1時間。沢にぶつかります。
ここから沢沿いの緩やかな坂に変わるので、足先の痛みは緩和されたのだがダメージが蓄積していて痛みは引かない。

立派な滝などもあって、気持ちが良い登山道です。

13時50分 武甲山登山口に到着。

ここから長い長い林道が続きます。


ずっと同じような景色が続くので体感時間が長い。

浦山口駅まで後15分というところで、山頂で別れたペースメーカーの人に抜かされました。
やはり下りは凄まじく早い。帽子は無事見つかったとのこと。良かったね!


土津園というお蕎麦屋さんが見えてきました。
裏には鍾乳洞があって200円で見学ができます。

前回、武甲山に来た時に土津園と鍾乳洞に寄ったので今回は通過します。

鍾乳洞はワイルドで200円という価格設定が絶妙な感じです。ぜひ寄ってみてください。

14時27分 浦山口駅に到着!
駅前の自販機でコーラを購入して一気飲み!最高!

そう言えば今回は削られた武甲山の姿が見られなかったなぁ。と思っていたが西武秩父駅でその姿を見られました。

まとめ

今回はトレーニング登山ということで、荷物重めでハイペースで歩いてみました。
全体的にアップダウンが多く、ハードな縦走路でした。

眺望は少ないが、いくつもの山頂を踏めるので単調さはなく頑張れる。

そして、なんと言っても武甲山の眺望は良いですね。
登ってきてよかったと思えるような景色をプレゼントしてくれます。

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