紅葉ピークの榛名山「掃部ヶ岳」「榛名富士」日帰り登山

登山

以前、竜ヶ岳に一緒に登ったF氏に山へ誘われましたが、3日前にフルマラソンを走って満身創痍なので軽い山を選んでくれと言われたので榛名山を選んでみました。
そこまでして彼を突き動かすものは何なのか。

榛名山は群馬県にある上毛三山の一つで、渋川伊香保温泉からほど近い場所にある山であります。

榛名山という山は存在せず、最高峰「掃部ヶ岳(かもんがたけ)」を始めとする多数の山で構成される山域を総称して榛名山と呼ばれている。

山頂部には榛名湖というカルデラ湖があり、外輪山が湖を囲んでいる。
複雑な形をした山です。

今回は最高峰の掃部ヶ岳と人気の榛名富士2つに登ることにしました。

今回のコース

コースタイム
高崎市営無料駐車場 10:28 → 掃部ヶ岳 11:04 – 11:14 → 硯岩 11:43 → 高崎市営無料駐車場 12:04

レークサイドゆうすげ 12:28 → 榛名富士 13:00 – 13:14 → 榛名富士登山口 13:42 → レークサイドゆうすげ 14:09

登山日:2021年11月3日
合計時間 :3時間17分
合計距離:7.5km
累計標高差:716m

掃部ヶ岳は湖畔の宿記念公園側から登りました。直登ルートで急勾配が続きます。
下りは硯岩(すずりいわ)を周って帰ってきました。硯岩側は非常に下りやすいです。
榛名富士はレークサイドゆうすげ側の登山口から上り、南側に抜けるように歩きました。
北側はあまり整備されておらず非常に歩きづらかったのに比べ、南側のルートはよく整備されていて歩きやすかったです。

登山口へ

祝日の朝ということもあって、朝の関越自動車道は微渋滞。今日はコースタイム3~4時間くらいの予定なので全然急ぎません。
余裕があるって素晴らしい。

登山口がある榛名湖最寄りのICは渋川伊香保ICです。
渋川市に入ると、車窓から独特な山容をした榛名山が見えてきます。
山全体が赤い!遠くから見ても紅葉しているのがわかる。

県道33号を使って榛名山に入るとカラフルな道に変わる。
この辺りは完全に紅葉ピーク。良い時期に来たかも。

この時期は紅葉狩りの人たちで榛名湖周辺は賑わっています。
駐車場を見つけるのも一苦労なはずだが、掃部ヶ岳(かもんがたけ)近くにある高崎市営無料駐車場は100台以上停められるほどでかいので安心です。それでもこの駐車率。高崎市営無料駐車場周辺に観光施設はないので、ほとんど登山者の車でしょう。

今回は湖畔の宿記念公園側から登ることにしました。
駐車場の奥にある遊歩道で登山口に向かいます。

ここまで掃部ヶ岳の文字は一切見てません。

少し歩くと裸の女性のモニュメントがあり、小さく掃部ヶ岳(かもんがたけ)の標識が立っています。
非常に地味なので見落としてしまいそうな登山口です。

掃部ヶ岳へ

開始早々に急坂になります。
このような急斜面が最後の方まで続きます。

ただ、榛名湖の標高は1,084m。掃部ヶ岳が1,449m。標高差はたったの365m。
少し我慢すればすぐに山頂であります。

少し歩くと笹道になりますが、変わらずの急登っぷりです。この道を下ってくる人もいましたが、急坂だし草が滑るしで下りづらそうでした。

途中で岩場もありますが、垂れ下がってるロープを使わなくても登れます。

下が見えないほど笹が生い茂っている。ここを通る人が少ないのかな?
ここを登りきると硯岩ルートと合流。一気に人が多くなります。

山頂手前で榛名湖を見下ろせる場所があります。榛名山の全貌が見えますね。榛名湖を囲うように山々が屹立しています。

11時4分 掃部ヶ岳に登頂。
登り始めてからたったの30分です。

手前の山肌は茶色に染まり、すっかり秋の山ですね。

奥には金峰山、瑞牆山

一際目立つギザギザとした険しい岩山。いつかは登ってみたい妙義山です。

掃部ヶ岳はいつも読み方を忘れてしまいます。
いままで掃部ヶ岳に振り仮名を振っていましたが、読み方覚えていますか?

掃部ヶ岳の掃部の意味を調べてみると「律令制で、宮中の掃除や、儀場の設営などをつかさどる役所。また、その職員。」と出てきました。

山頂は狭くて、どんどん人が登ってくるので下山を開始します。

すると団体様が続々と登ってきます。
5人や6人の少団体や18人の大団体が続けざまに山頂に到着。
山頂が人で溢れて入りきらないとう声が後ろから聞こえました。
その後どうなったかは分かりません。

分岐は登ってきた道とは別の道を選びます。

こちらは整備が行き届いていて非常に下りやすい。と思いきや侵食が激しくて木の階段が障害物になっていました。
登山者は歩きにくくなった道を避けて植物の植えを歩くようになり、登山道が複線化してしまっていました。ここから新たな侵食が始まります。

登山者の多い登山道は整備が大変です。

硯岩への分岐に到着です。
分岐から少し登り返せば硯岩大展望台です。先ほどとは別角度の榛名山全容。

榛名富士をアップ!見事な円錐形。

硯岩は切り立った岩場になっていて、特に柵も設置されていないので少しばかり危険です。絶壁の縁で記念撮影をする際は気を付けてください。

榛名富士の左隣には烏帽子ヶ岳。この山は眺望皆無らしいので今回行くのは止めておきます。

硯岩から20分ほどで駐車場に戻ってきました。

次は車で榛名富士まで移動します。

榛名富士へ

レークサイドゆうすげの近くに車を停めて榛名富士登山口を目指します。

湖沿いの紅葉は黄色から赤のグラデーションになっていた。久しぶりにこんなに綺麗な紅葉見たなぁ。

レークサイドゆうすげにレストランや温泉があるので、登山後に休憩するのにベストスポット。

12時29分 2回目の登山開始!

榛名富士の登山口は北と南に1つずつあります。登りは車を停めた場所から近いという理由で北登山口に決めました。

標高は掃部ヶ岳よりも60mほど低い1,391m。標高差300mもないのでお散歩登山になるかと思いきや、こちらも道が悪くて直登ルートでした。

荒れ放題で不明瞭な登山道。こちらは全然手入れされていないです。

でも、そもそも標高差がないので掃部ヶ岳と同じく30分で山頂に到達。

榛名富士神社の目の前の階段が出口になっていて、参拝の列に飛び込む形になってしまった。
一方通行と言われたので、列に並んで階段を上がる。

山頂からは広大な関東平野が一望。
秋晴れ最高。

掃部ヶ岳から綺麗に見えた榛名富士ですが、榛名富士から掃部ヶ岳方面はほとんど見えません。

下山はロープウェイでも良かったのですが、南側の登山道がどうなっているのか気になったので南登山道を利用して下山することにしました。

ちなみにロープウェイは片道大人450円、子供230円。往復大人850円、子供420円。
所要時間約3分でございます。

南登山道ですが、北側とは別物でした。
凄く歩きやすい!登山者も多い。
どうしてもという理由がない限り往復共に南登山道を使うべきです。

南の榛名富士登山口の目の前には県立榛名公園ビジターセンター駐車場がありました。
こっちの方が駐車場も広いし登山道も綺麗だしでメリットしかない。

せっかくなので湖に沿って車まで向かいます。対岸に見えるのは先程登った掃部ヶ岳。
アヒルボートも貸し出してます。

湖沿いは遊歩道になっていて散歩が出来るようになっている。

目の前に見えるのは鬢櫛山。この山も眺望がほとんどないそうです。

まとめ

ちょうど紅葉のピークシーズンで榛名湖は紅葉狩りの人々で賑わっていました。
榛名山の山は標高差が少なくコースタイムも短いので登山単体で見ると少し物足りない気がしますが、観光とセットで見ると満足度の高い観光登山が出来るのではないでしょうか。

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