【親子登山】低山でもボリューム満点!嵩山日帰り登山

登山

息子にどんな山に登りたいか問いかけると「岩登りができる山が良い」とのことだったので、関東で岩登りが出来る山を探してみました。

今まで息子と行った鎖場がある山は伊予ヶ岳石裂山谷川岳
両神山や乾徳山はコースタイムが長いし、妙義山はレベル高すぎるし・・・。

色々と調べていると、今まで候補に出てきたことがない山を見つけた。

霊山・嵩山(たけやま)

嵩山は群馬県吾妻郡にある789mの独立峰です。
古くから人々の信仰の対象となっている霊山であります。

コースタイムは3時間ほどで短く、それでいて鎖場は長い。
登山道のいたる所に石仏が安置されていて、全部で三十三体の石仏を探しながら歩くことも出来る。
そして何より景色が良い。

ここに決めた!

今回のルート

コースタイム
道の駅霊山たけやま 09:51 → 小天狗 10:43 → 不動岩 10:56 → 小天狗 11:11 → 五郎岩
11:48 → 嵩山 12:04 → 道の駅霊山たけやま 13:08

登山日:2021年11月7日
合計時間 :3時間17分
合計距離:3.3km
累計標高差:218m

道の駅たけやまから時計回りに一周するコース。
途中に鎖場があるが、通らなくても周回できます。

登山口へ

登山口は群馬県吾妻郡中之条町「道の駅霊山たけやま」の裏にあります。

関越自動車道の渋川伊香保ICを下りて、国道353号で中之条町へ向かいます。

きれいな道の駅の建物が見えました。
駐車場は広く、大型2台と普通車74台が停められます。

駐車場から嵩山を見上げると、ロープのようなものがかかっていました。これは5月になると鯉のぼりが吊るされるためのものだそうです。
大量に鯉のぼりが吊るされた光景は凄そうですね。

道の駅霊山たけやまのすぐ裏手に表登山口、東登山口と書かれた標識が立っていますので、表登山口方面に歩いていきます。

すると奥に公園がありました。結構豪華で楽しそうなアスレチックです。帰りに寄っていこう。

息子が遊び始めてしまわないうちに出発!

登山開始!

始めはつづら折りに比較的急な坂を登っていきます。

急な坂はそれほど長くは続かないのでご安心を。

すぐに五合目です。いたるところに三十三の石仏の場所がかかれた地図があります。
今回は全部回る時間がないので、通ったら見てみようくらいの気持ちで行きます。

展望台があるそうなので行ってみましょう。

展望台には東屋があり、休憩できるようになっている。
眺望はそこまで広く開けてるわけではないですが、目の前には恐竜の背中のような榛名山全景!
榛名山という山はなく最高峰「掃部ヶ岳(かもんがたけ)」を始めとする多数の山で構成される山域を総称して榛名山と呼んでいます。

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展望台から小天狗に向かっている途中、岩の間から蛇が出てきた。
毒蛇のヤマカガシだ。
おとなしい性格でちょっかいを出さなければ襲ってくることはないそうです。
マムシの4倍強い毒を持っていますので、見つけたら静かに離れましょう。

このようにメイン登山道沿いにある石像もあれば、そこまで行かないと見られない石像もある。
三十三体全てコンプリートするのは至難の業だ。

天狗の広場に着きました。
天狗の広場には東屋と展望台がありますが、木々が邪魔してよく見えません。

天狗広場の先の小天狗・不動岩方面は行き止まりですが、景色が最高なので絶対行ったほうが良いです。

小天狗は天狗広場から5分もせず着きます。

小天狗頂上は足場が狭い。そんな場所を息子がウロチョロするので気が抜けません。

眺望は素晴らしくて、浅間山や榛名山が一望できます。薬師岳の奥に見えるのが浅間隠山と浅間山。

すぐ下にあるのが不動岩で、この時は上に登る道はないと思っていました。

そして榛名山。

素晴らしい眺望です。

せっかくなので不動岩に行ってみます。
危険そうなら登るのをやめて引き返します。

石門を通って少し行くと不動岩に到着。
それぞれのスポットがコンパクトにまとまっているので、移動が短くて良いね。

不動岩に着くと待ってましたとばかりに登り始めた。
手がかりが多くて登りやすそうなので行ってみよう。

不動岩の鎖場は高度感があり、ミスると大怪我をするので注意が必要です。
高所恐怖症だと相当怖いと思います。

不動岩の頂上は本当に狭く、四方が崖になっています。
息子が調子に乗って動き始めると危ないのですぐに降ります。

次は大天狗に向かいます。

中天狗の手前に弘法の筆跡という場所があった。

この下にある大岩が空の字に似ていて、弘法が岩をなぞって空の字を練習していたとのこと。

「空」に見えるか?

弘法の筆跡の上にある中天狗は眺望ゼロなのでそのまま突き進みます。

途中の紅葉がとっても綺麗。丁度良い時に来たなぁ。

実城の平という場所に出ました。
ここには昔、嵩山城があったそうですが永禄8年11月、武田信玄方の「真田幸隆(幸村の祖父)」に攻められ陥落。城主、城虎丸は命を絶ち、女性や子供も後を追ったという悲話が伝わる。
この戦いの犠牲者の供養のために秩父観音71体が安置されているとのこと。

この先に嵩山山頂があります。

嵩山に行く前に五郎岩の眺望も良さそうなので、行ってみます。
五郎岩まで約10分くらいです。

歩いてすぐに烏帽子岩が見えます。ここは登れなそうだ。

そしてすぐに五郎岩に到着。
期待を裏切らない絶景です。この場所はあまり人気がないのか誰もいません。
たしかに五郎岩と書かれているだけだと岩があるだけっぽいですしね。
こんなに眺望が開けてるとは思わなんだ。

10分で来られるのでここをスルーするのはもったいない。

さて、引き返して嵩山に行きますか。

嵩山直下はすべて鎖場。先程の不動岩ほどの難易度はないがとにかく長い!
これには鎖場好きの息子もニッコリ。

相変わらず素早く登っていく。

8分ほどかけて大天狗もとい嵩山山頂に到着。
山頂には女岩が鎮座していて鎖がついていました。

女岩からは日光方面がよく見えて、日光白根山、皇海山が見えました。
今日は見えませんでしたが日光男体山もみることが出来ます。

下山!

下山する前に鎖場の下にある東屋でカップラーメンを食べていきます。

山で食べるカップラーメンは最高ということで息子からのリクエストです。

最近はお湯を沸かすのが面倒くさいので、家から熱湯を持ってきています。

6時間経っても約80℃の保温ができるので、日帰りの場合はもっぱらこれです。

さあ、腹も満たされたので下山しますか。下山の道は歩きやすくて20分くらいで駐車場まで下山。

実は胎内くぐりに行き逃したのに気付いたが、弘法の筆跡の近くだったので諦めました。
次回来た時は忘れずに行かないと!

最後は麓の公園で遊んで行きます。凄い!本格的なアスレチック遊具だ。
この山は子供連れに最適だ。

まとめ

正直、嵩山なめてました。
低山だしコースタイムも3時間なので、鎖場が少しだけあって終わり!みたいなイメージで行ったのですが、全然違いました。
不動岩の鎖場はレベル高いし、嵩山直下の鎖場は凄い長い。
三十三体の石仏探しも楽しめるし、弘法の筆跡や胎内くぐり、嵩山城本丸跡などのスポットも数多くある。
まるでミュージアムのように色々詰め込まれた山でした。

次回は鯉のぼりが凄そうな5月に来てみたいです。

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