Day2 双六小屋~双六岳~笠ヶ岳
2016年9月16日
今日のコース
総コースタイム6時間25分
朝5時10分。日の出前の薄暗い中、一応ヘッドランプを付けて出発。
頂上までは片道1時間くらい。最低限の荷物で行ったので、羽が生えたように体が軽い!写真を撮りつつ跳ねるように登っていると雷鳥発見!久しぶりの雷鳥だ!暗すぎて写真撮影失敗!
10分もしないうちに辺りが明るくなり、ヘッドランプは不要になる。
頂上付近はだだっ広くなっていて開放的。ガスったら迷いやすいそうです。
6時ピッタリに頂上到着。残念ながら厚い雲で日の出は全く見られなかったが、視界は良好で30km先にある乗鞍岳まで見渡す事ができた。
30分くらい頂上にいたが、誰一人登ってくる人がおらず心置きなく写真を撮ることができました。
曇っていて暗い感じの写真になってしまったのが残念・・・。
ゆっくりしていると笠ヶ岳到着が遅くなってしまうので、そろそろ出発しましょう。
テントを撤収し、朝食を食べてから8時45分出発。
中央右のトンガリ山が笠ヶ岳です。遠いな~。
昨日は見えなかった槍ヶ岳を見ながら来た道を戻っていきます。
いつも単独だとスケジュールきつめにして、時間との戦いみたいに歩いているんだけど、今日は距離が短いので、余裕を持ってゆっくり歩けます。時間があるって素晴らしい。
お散歩気分でフンフン言いながら歩いてたら、あっという間に弓折乗越に到着。
と、ここで2回目の雷鳥発見!今日はよく雷鳥に出会うなぁ。そして、どの雷鳥も人間を見て平気な顔をしている。全然怖がらないのだ。これは登山者が長い年月をかけて作り上げた雷鳥との信頼関係の証ですな。雷鳥さん。これからも私達と仲良くしてください。
さて、ここまではお散歩気分で来られたけれど、これからのアップダウンの繰り返しは本当に辛かった。
まずはそびえる大ノマ岳。
槍ヶ岳と穂高連峰を眺めながらの稜線歩きは最高に贅沢である。
大ノマ岳山頂には特に標識はなく、ボーっとしていると通り過ぎそう。高度計を見て「多分ここかな」という感じ。
大ノマ岳からは次の目的地、抜戸岳が見える。でかい!
大ノマ岳と抜戸岳の間には秩父平があり、奇岩が乱立している。なぜか写真は撮らなかった。何やってんだ!
この荒々しい道を登れば笠ヶ岳はもう目と鼻の先。
登っている途中に双六方面を振り返ると、双六小屋が米粒のようになっている。双六小屋からここまで4時間弱。4時間でこんなに歩けるものなんだとビックリですよ!
この辺りで急激にガスってきてしまい、抜戸岳への分岐に着く頃には真っ白。ここから笠ヶ岳が見えるはずなのに残念だ。
という事で今日は抜戸岳へは行かず、そのまま笠ヶ岳を目指します。明日の午前中に晴れる予報なので、明日に期待しましょう!
13時40分。笠ヶ岳山荘よりだいぶ手前のテント場に着きました。かなりガレたテント場で、あまり多くのテントが張れない感じ。
私がついた時には誰もおらず、山荘に一番近くて広い場所を確保!周りが石積みで囲まれていてプライベート感がUPしている。
とりあえずザックをデポして、山荘へ向かいます。山荘までは片道約5分。遠すぎる!
受付を済ませて、取り合えずラーメン。
ずっとフリーズドライのモサモサした物ばっかり食べていたので美味すぎる。そして、更に夕食と次の日の朝食まで!もう歯止めが利きません。
料金は夕食が2,200円、朝食が1,000円です。超贅沢。
小腹を満たしたところで、テント設営をして、夕食の時間17時まで山荘前でオッサンと話しながら黄昏る。
すると、昨日出合った只者ではない人が到着。しかし凄い格好だ・・・。
そうこうしているうちに、夕食の時間。内容は普通にご飯と味噌汁、魚と野菜、煮物。ご飯、味噌汁おかわり自由。さっきラーメン食べたばっかりだけど、いくらでも食えますね。もちろんおかわりします。
今日の日の入りは18時。笠ヶ岳山頂で夕日を見たかったので、食後休憩無しで出発!
笠ヶ岳山頂までは10分ほど。食後には少々ハードな登りである。
見た目はガレていて登りにくそうだが、実際は整備されていて問題なく登ることが出来る。
頂上からは今日歩いてきたルートが一望できる。頑張れば昨日泊まった双六小屋も見える。
お目当ての夕日はというと・・・残念ながら見えなかった。
それでも視界は良好で、遠くの方には富士山がクッキリと見えていた。富士山の手前にあるのは甲斐駒ケ岳。右の方にあるのは北岳かな。
かなり雲が多いのに、こんなに遠くまで見渡せるなんて本当にラッキーである。
30分ほど山頂でゆっくりしていると、日が沈み月が出てきた。そろそろテントに戻るとしますか。
今日は満月で、月明かりでヘッドライトがいらないほど明るい。
雲海が出ていたので、写真を撮ってみると凄まじく明るい写真が撮れてしまった。
明日は12時55分発のバスに乗らなければならないため、早めに出発しなければならない。4時起きでテント撤収し、朝食後すぐに下山だ。忙しくなりそうである。
コメント