ドイツの教育学者として有名なフレーベルが「神の贈り物」と呼んだ積み木は子供の創造力・想像力・集中力・注意力・根気強さなどを一度に伸ばせるパーフェクトな玩具です。
そんな重要な玩具だからこそいい物を買おう!ということで積み木の選び方について調べていくと、多くのポイントと種類があることが分かりました。
基尺(きじゃく)
積み木を選ぶ上で欠かせないのが基尺。簡単に言うと積み木のサイズです。
メーカーによって基尺が違っていて、ざっと調べただけでも3cm、3.3cm、4cm、4.5cm、5cmと5種類の基尺がありました。
買い足す時に基尺が違うと、うまく積めなくなってしまうので長く使うためには注意が必要です。
メーカーによって積み木の特色が違うので、その辺も考えて基尺を決めるといいと思います。
色
色が付いてると綺麗だし、インテリアにもなりそう。色があったほうが明るいし楽しいそうです。
でも、それと引き換えに子供の想像力を奪ってしまう可能性があります。
例えば、これは赤だから消防車。これは緑だからカエル!というように作るものに制限が出来てしまう恐れがあります。
また、色が足りなくてバラバラの色を使ったら作りたいものに見えなくなってしまったり。
白木であれば、想像で何色にでもなり、何にでもなります。無限の可能性を引き出します。
積み木の数
一般的に積み木の数は年齢×100個がちょうど良いそうです。
子供が積み木でだんだん遊ばなくなってしまうのは、積み木の数が足りなく作りたいものが作れなくなるからだそうです。
多ければ多いほど良いそうですが、余ってしまっても困るので状況を見て追加していく感じで良いと思います。
面取り
面取りとは角を削って、角で怪我をしないようにしてあるものです。
ほとんどの積み木は面取りをしていますが、面取りしてないものは木と木がピッタリくっつくので積んだ時に美しいです。
基尺別一覧
たくさんあり過ぎてよく分からなくなったので、長く使う上で重要な基尺ごとに代表的なメーカーを分けてみました。
【3cm基尺】スタンダード
・ボーネルンド(4.5cm基尺混在)
ブナ材を使用した美しい木目の積み木。最低限の面取りで吸い付くような密着度があり、積むのが気持ちがいい。
積み木セット S BorneLund/ボーネルンド
・だいわ(4cmバージョンもあり)
ブナ材利用のスタンダードな積み木。ばら売りもしているので、1ピースだけ破損や紛失をしても補充できる。
だいわ 積み木3Bセット 137ピース
【3.3cm基尺】ベストサイズ
・フレーベル(デュシマ社)
3つで10cmという変わった基尺。計算された絶妙な大きさで手にフィットします。
フレーベル基本積み木(小)
・BRIO
全体的に丸みがある積み木。しっかり面取りがしてあるので安心。
BRIO積み木5ピース
【4cm基尺】種類が豊富で買い足しするならオススメ
・HABA社
ブロックス、アムステルダム、クーゲルバーン、動物セットなど数多くの種類が出ている。
[ハバ社]ブロックス・スターターセット大
・小さな大工さん(4.5cmもあり)
1個1個手作りのため、かなり精度に自信。
【小さな大工さんの積み木】
・アルビスブラン
ブナとカエデのコントラストが美しい積み木。徹底的に乾燥をさせているため歪みがない。
アルビス社の積み木・アルビスブラン(中)
・スカリーノ
木のレールや穴の開いたパーツを使って道を作ってビー玉を転がすレベルの高い積み木。
スカリーノ基本セット1
【4.5cm基尺】
・童具館
直方体と立方体メインの積み木。基尺が大きいのでダイナミックに作れます。
童具館 WAKU-BLOCK45H0
【5cm基尺】立体的な積み木が多くレベル高め
・キュボロ
スカリーノと同じような3次元積み木。大人のほうがハマりそう。
キュボロ ベーシス
・リグノ
立方体と円柱が組み合わさったデザインが美しい積み木。
ネフ社 リグノ/naef Ligno
・シグナ
リグノの赤ちゃん向け。基尺が同じなので大きくなってきたらリグノを買い足すといい。
ネフ社naef シグナ
・ネフスピール
オシャレ積み木。インテリアにもなる。積み木。斜めに入ったカットがうまくハマっていろいろな形を作り出す。
ネフ社の積み木ネフスピール
まとめ
メーカーによって大きく特色が違うので、ご家庭の状況と好みで決めるといいと思います。
何にせよ積み木は子供の様々な力を育むことが出来る魔法のおもちゃなので、絶対に買うことをお勧めします!
以上参考になれば幸いです。
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