ある日、友人Yから山に行きたいというメッセージが来た。
山!俺も行きたい!
どんな山に行きたい?
ハードなのが良い!
わかった!ハードな山ね!
友人Yは数えるほどしか登山の経験がないが体力に自身がある様子。
どんな山にしようかな?と考えた結果、大倉~丹沢山ピストンに決定。
大倉へ
JR小田急線の渋沢駅から大倉行バスに乗る。今月3度目の大倉です。
バスの中で友人Yの登山歴を聞いてみた。
今までどこの山に登ったことあるの?
高尾山とキリマンジャロとアコンカグア
差が激しい!
「高尾山と御岳山と筑波山!」とか言うと思ったら、まさかのアコンカグア!
この男は世界2周もしていて、その途中にキリマンジャロやアコンカグアに登ったらしい。
10年前のことだから今は全然だよと言っているが。
只者じゃないやん・・・。
体力が凄そうなので「ハードにしたいなら蛭ヶ岳まで行けるペースで歩いてみる?」と提案したところ快諾。
ただ、友人Yの睡眠時間はワクワクしすぎて眠れず4時間とのこと。大丈夫かなぁ。
大倉~蛭ヶ岳往復のコースタイムが12時間50分。
登山開始が8時なので相当厳しいがチャレンジしてみよう。
膝に不安があるそうなので無理せず余裕があったら蛭ヶ岳まで行くことにする。
塔ノ岳へ
8時2分 大倉バス停を出発!
最初の40分はゆっくりめに歩いて、ウォームアップします。
蛭ヶ岳に行くにはペース配分がとても大事!バテないように気を付けて歩きたい。
9時10分 堀山の家を通過
CT0.6という凄まじいペースで歩いているが、まだ会話をする余裕はある。
友人Yの体力半端じゃない。
9時44分 花立山荘を通過
花立山荘までの階段地獄がかなり辛そう。
ペースも落ちてるしキツそうなので丹沢山に行き先変更を告げる。
しかし塔ノ岳までは蛭ヶ岳ペースで登って、可能なら蛭ヶ岳まで行きたいとのこと。
負けず嫌いか!無理しすぎ!
10時13分 塔ノ岳到着
なんと2時間11分で塔ノ岳に到着。さすがアコンカグア!
ここで10分休憩。少しエネルギーを補充する。
そして、このハイペースで蛭ヶ岳は過酷すぎると説得し、丹沢山を最終目的地にすることで合意。
丹沢山へ
塔ノ岳~丹沢山間は約1時間。多少のアップダウンがあるがここまでくれば気持ちの良い稜線歩き。
眼下にはユーシン渓谷。
ユーシン渓谷では「ユーシンブルー」と呼ばれるほど綺麗な水が流れています。
現在は崩落のため工事中で通行止めになっていて、閉ざされた場所となっています。
昔行った時はこんな色の水でした。すごい綺麗な色。
ユーシン渓谷は令和4年3月に開通予定。開通したらまた行ってみたいな。
11時13分 丹沢山登頂
久しぶりの丹沢山。
最高の天気で、ずっと富士山を眺めながら歩けた。
山頂には爽やかな風が吹き抜ける。気持ち良い。
ここから蛭ヶ岳までのコースタイムは片道2時間。
時間的にも体力的にも無理でしょう。
さすがにお疲れのご様子。当たり前だよ!
睡眠時間4時間でこのハイペースで歩くのは異常だよ!
1時間くらい丹沢山頂でゆっくりして、塔ノ岳に戻ります。
下山
12時3分 丹沢山頂出発
帰りは時間があるので、のんびり景色を見たり写真を撮ったりしながら歩きます。
12時47分 塔ノ岳到着
何故か早く塔ノ岳に着いてしまった。なんかペースがおかしい。
10分休憩して大倉へ下山。
15時15分 大倉バス停
出来るだけ速度を落として膝に負担をかけないように下山しました。
それでも下山後に友人Yの膝に痛みが出たので、無理して蛭ヶ岳に行かなくてよかった。
まとめ
友人Yは体力オバケでした。
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