久しぶりに友人Sから連絡があり、「両神山に行きたい」とのこと。
両神山の八丁峠ルートに行こうということになったのだが、この「八丁峠」が曲者なのだ。
八丁尾根は鎖場が連続するハードなロングルートで、久しぶりに山に登る友人Sはそれを知ってビビってしまいました。
両神山に登る準備として選んだのが、今回登った奥久慈男体山です。
奥久慈男体山
奥久慈男体山は茨城にある標高654mの岩峰。新日本百名山に選定されている。
標高は低いが連続した鎖場を登ることが出来て楽しい。
鎖場のレベルはそんなに高くなく、岩場を登る練習にはもってこいの山なのである。
今回のルート
コースタイム
大円地駐車場 07:30 → 男体山 08:38 – 08:45 → 大円地越 09:22 → 大円地駐車場 10:03
合計時間:2時間33分
合計距離:3.4km
累計標高差560m
駐車場から鎖場を越えて男体山へ。下りは大円地越を周って帰ってきます。
登山口へ
朝4時半に都内を出発し、奥久慈男体山の登山口、大円地駐車場へ向かう。
大円地駐車場には既に7~8台の車が停まっていた。
10台ほどで満車になりそうな小さな駐車場だ。
トイレが併設されているのが嬉しいポイント。
すぐに大円地山荘の看板が見えるので矢印の通りに進んでいくと、目の前に男体山が現れる。
大円地山荘の脇を通り抜けていくと、すぐに登山口がある。
民家っぽい見た目の大円地山荘ではお蕎麦やうどんを食べることができる。
今日は午前中は曇りで、午後から雨の予報。
早めに下山したい。
登山開始!
一般コースと健脚コースの分かれ道。
何を持って健脚なのか。
自分が健脚だと思ってれば健脚なのか。
今日の目的は鎖場の練習なので健脚コースへ。
注意の看板が立っていて要約すると「鎖が古いから切れても自己責任なので宜しく」とのこと。気をつけます。
鎖場の登り方として基本的に鎖は触る程度。切れること前提に登ってください。
掴む場所も崩れ落ちる前提で慎重に体重をかけていきます。
何かあっても落ちないように3点支持でゆっくり登っていけば怖いことはないのです。
さて、まず初めは急な坂を登っていきます。
10分くらい登ると鎖場が出てくるけど、まだまだ序の口。鎖を掴まなくても登れます。
この鎖場を登ると次の鎖場まで少し間が空きます。
さて、始まりました。鎖場フィーバー。
次々と連発して現れる鎖場。
楽しい!
ここを登ると見晴らしの良い踊り場に出ます。
今にも雨が降り出しそう。雨に濡れた鎖場ほど怖いものはない。先を急ぎましょう。
この先も鎖場ラッシュは止まりません。
どんどん登るよ!
あっという間に鎖場を登り切る。
朽ちかけたあづま屋が見えると山頂は目前。
8時38分 男体山山頂に到着。
1時間で標高差約560mを登ったことになる。
登山では平均的に1時間で約300m登ると言われていることから、凄まじい斜度だったことが伺える。
残念ながら眺望はゼロ。空気が澄んでいれば富士山も見えるそうですよ。
帰りも健脚コースでも良かったけど、S氏が拒否したので一般コースで帰ります。
山頂を見返すと断崖絶壁。
雲が低く垂れてきて雨が降ってきたような気がしたので早足で下る。
一般コースは緩やかな尾根歩きなので安心安全です。
下りは1時間20分くらいで健脚コース分岐まで戻ってきました。
まとめ
両神山八丁峠ルートの準備として選んだ奥久慈男体山ですが、その役割を十分に果たしてくれました。
一度登り始めたら途中に逃げ道がないので登り切るしか無いので、鎖場初心者でこの山を選ぶと怖いかもしれないので注意。
まずは伊豆ヶ岳や乾徳山などの軽い鎖場から試してみてください。
コースタイム2時間半ほどの短い登山だったけど、集中的に鎖場を登ることが出来て満足です。
やはり鎖場は楽しいな。
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