富士山にチャレンジしたいと言う息子を連れて、家族3人で富士山に登ってきました。
家族3人での登山は久しぶり。
妻は普段から登山を全くしないので、山頂まで行けるのか不安でした。
結論から先に言うと、新7合目にある御来光山荘に1泊して帰ってきました。
今回予定していたルート
富士宮ルートから御殿場ルートへ渡ってわらじ館宿泊。その後御殿場ルートから頂上へ向かい、プリンスルートで帰ってくるルート。
登山口へ
富士宮口新五合目へマイカーで向かいます。
ただ、マイカー規制をされていて車で行けるのは水ヶ塚駐車場まで。
そこからはバスに乗り換えて5合目を目指します。
バスに揺られること40分。五合目に到着。
五合目の天候は悪く。小雨が降っていた。
駐車場の横にプレハブが有り、そこに売店があったので金剛杖を購入。
高所順応するために１時間ほどそこで時間を過ごす。
本当はレストハウスでゆっくりしようと思ったんだけど、今年の３月に放火されて使用不能になっていた。残念だ。
富士宮口五合目の標高は2,400m。
ここから山頂まで約1400mの登山が始まる。1日で登るには大きすぎる標高差だな。
今回は途中で山小屋に泊まるのでそんなに大変じゃない。
登山開始！
11時50分 登山開始！
目的地のわらじ館までは約3時間半で着くので、初日はそんなに大変ではない。
小雨が降ったり止んだりを繰り返している。
レインウェアを装着するが蒸し暑い。
初めは興奮してペースが上がりすぎるのを注意しながら、普段よりゆっくり目のペースで登っていく。
12時34分。
コースタイム25分のところを45分かけて雲海荘に到着。
ここで1つ目の焼印を押して貰う。
1回300円。
全部コンプリートするのに一体いくらかかるのだろうか？
雲海荘を過ぎたあたりから、息子の足取りが急に重くなってきました。
まだ1時間も歩いていないのに「疲れた」と呟く。これは想定外。
歩き始めて1時間40分。息子は限界が近い感じ。
お腹が痛いと言って座り込んでしまった。
ここから一番近い山小屋は御来光山荘だ。
もし空いていれば宿泊させてもらおう。空いてなければ下山あるのみ。
近そうに見えるけど、このペースだと後1時間弱かかるかも。
座ったり歩いたりを繰り返し、14時22分なんとか御来光山荘に到着。
いやー大変だった。これ以上先は不可能なのでここで宿泊するか、空いてなければ下山です。
頼む！空いていてくれ！
願い叶って3人分の空きがあるとのこと。危なかった。
この状態での下山はかなりタフだぜ。
自分たちが寝る場所はこんな感じ。布団2枚に3人だけど結構広い。
トイレは凄く綺麗で山小屋とは思えないほどニオイがしない。最近の山小屋は凄いなぁ。
息子はピースを出せるほど回復しました。
お菓子を食べたり、絵を描いたり、景色を見たりとゆっくりしながら夕食を待ちます。
夕食はカレーです。
息子は回復してないのか、お腹が減っていないとのこと。
このカレーは中辛で、どのみち息子は食べられなかったかも。
私が２食分食べてお腹いっぱい。
夕食後は何もしないで１９時に就寝。
明日、調子が良ければ一気に山頂まで行って帰ってこよう。
２日目
朝4時起床！
御来光山荘から5分くらい歩いた所にご来光を見られるスポットが有るとのことなので行ってみることにしました。
息子はすこぶる機嫌が悪く、行きたがらなかったけど無理矢理連れていきました。
今日の日の出時間は4時45分。もうすでに空が明るくなり始めている。
そして日が昇る。
息子は絶対見ないとか訳の分からないことを言って反対方向を見ています。
後から聞いたらチラチラ気付かれないように見ていたそうです。素直じゃない。
さて、御来光も見たし次は登るか下山するかを息子に聞くと即答で下山を選びました。
マジか！完全に心が折れているじゃないか。
まぁ、無理に登っても大変なので素直に息子に従って下山を始めます。
その前にお弁当を御来光山荘で食べちゃいます。
帰ると決まったら急に元気になる息子。
食欲も出てきて弁当完食。
自分で行きたいとは言ったものの、富士山は想像より厳しかったらしい。
帰り道は羽が生えたように足が軽く、遅い！とか言いながらスタスタ走ってました。
ただ「どうせなら宝永火口を見に行こう！」と息子に言ったけど、疲れたから行かないと言って拒否されたので、やっぱり疲れていたんだな。
8時5分 富士宮口五合目に到着。
かなり早く帰ってきたので、途中で近くの温泉に入ってくつろいでから帰宅しました。
まとめ
息子の初富士山登山でしたが、想定以上に登れませんでした。そして、何が原因かはっきり分かりませんでした。
1つ原因を上げるとすれば、雨が降っていて寒さで体力を奪われたのかな？
何度も登山に行っていて体力はあるはずだし、前日の睡眠も取れている。朝食も食べたし、高所順応も十分させたし。
わからないなぁ。
次は来年にリベンジしたいと思います。息子が行きたがれば。
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