先週の鋸山登山が妻にヒットしたらしく、もう一度千葉に行きたいということで引き続き房総の山です。
今回はその独特な山容から房総のマッターホルンの異名を誇る伊予ヶ岳に家族で登ってきました。
伊予ヶ岳は標高336.6m。なだらかな山が多い房総の山では珍しく険しい岩場がある伊予ヶ岳。正直、低い山だし「山頂直下にちょっとした岩場があるんだろうな~。」程度に考えていたら、思ったよりハードでした。
4歳の息子も連れて行きましたが、親に余裕がないと危ないかもしれないです。ただ、自力で登れれば子供の自信にもなるので、親がサポートしてあげて慎重に登りましょう。
コースタイム
平群天神社 09:00 →伊予ヶ岳(南峰) 10:10-10:30 → 伊予ヶ岳(北峰) 10:42 → 平群天神社 11:55
合計時間:2時間55分
合計距離:2.2km
累計標高差:250m
登山口は平群天神社から始まります。標準コースタイムは片道約50分。気軽に登れるので人気の山です。
平群天神社前から見る伊予ヶ岳。なるほど先っちょが尖がっている。でもマッターホルンは言いすぎだな!
駐車場があり、トイレもあるので登山口としては完璧!神社では登山安全祈願をしてから出発。わかりやすい看板が立っているので進んでいくと、入り口には「マムシに注意」の文字と天狗が描かれた看板。なんか色々出てきそうな山だ。
しばらく整備された登山道を登ります。
気候が温かいからなのか、シダ植物がモッサリ生い茂っていてジャングルのよう。息子は虫や木の実に興味津々。やっぱり子供は自分に距離が近いものに興味を示すみたいだ。遠くの風景なんて全く見ていない。
たしかに自分が子供のときも絶景とかには興味なかったなぁ。
途中に富山への分岐看板があった。富山までここから約10キロ位。一回下山して車道を歩いて富山登山口まで行くみたい。伊予ヶ岳だけじゃ物足りない人はこっちに行くと良いかも。でも、車取りに戻るの大変だな・・・。
20分ほど緩やかな登山道を歩くと、こんな看板が現れる。そしてその先には急な岩壁が!ここからが本番。頂上まで一気によじ登っていきます。
小石がゴロゴロしているので、注意して登らないと落石しそう。間隔を開けて一人ずつ登ったほうが良い。
かなり急こう配なので「怖がるかな?」と思ったけど、スパイダーマンになりきって楽しそうにガンガン登っていく。やっぱり子供は身軽だ。それに怖さを知らないってことは強い!靴が普段履きの靴で、ツルツル滑りながら登っていたので、そろそろ登山用の靴も買ってあげようかな。
あっという間に頂上まで到着。
山頂は岩が飛び出した形になっているが、ちゃんと柵で安全対策が取られている。ベンチも用意してあり、人もいなかったのでゆっくり食事をとることができた。
実は伊予ヶ岳にはピークが2つある。現在いるのが南峰で、10分ほど歩いた先に北峰がある。
北峰からは南峰の断崖絶壁がよく見える。そして、東京湾方面を見ると猫のような双峰が「富山」。こうやって見ると房総は緑が多い。なんか雲行きが怪しくなってきたのでさっさと下山。
下りも同じ道を戻ります。石が落ちやすいので下に人がいないかよく見てからゆっくり降りる。
11時55分 平群天神社前に到着!
久しぶりにコースタイム3時間切りのお手軽ハイキングだった。
昼食は海鮮を食べ、その後みかん狩りをし、休日を満喫。
まとめ
標高が低い割にハードな鎖場を有する伊予ヶ岳はコースタイムが短く、お手軽に達成感が得られる。
頂上からの眺めもよくオススメの山だ。
ただし、未就学児には少し危険に感じる場所もあるので、サポートをしてあげながらゆっくり登ろう。
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