神々が集う島、大自然の神津島2人旅 -出発編-

お出かけ

11月14日~17日 東京都神津島村へ6歳の息子と2泊4日で旅行に行ってきました。

神津島については、もともと天上山という名山があると聞いていて知っていたが、情報はそれだけしか知らなかった。

この度、GOTOトラベルでかなり安くなっていたので、これはチャンスということで思い切って行ってみました。

神津島について

神津島は伊豆諸島の島の1つ。人口1,882人の小さな島です。

都心から約180kmも離れていても住所は東京都。

島の中心には奇妙な山容の天上山が鎮座しており、独特な景観を作り出している。

この島は星空が有名で、日本で唯一「星空保護区」に正式認定されている。石垣島にも星空保護区に認定されている場所があるが、まだ暫定だそうだ。

名前の由来

昔、伊豆諸島を作るのに神々が相談するのに集まった場所が神津島で、昔は神集島と書かれたそうです。

水配り伝説で、水の分配のために神々が相談するために集まったのも神津島の天上山だったみたいです。

今回の旅程

 スケジュール
1日目(土)東京竹芝から神津島へ移動
2日目(日)天上山登山、星空鑑賞
3日目(月)観光(前浜海岸、赤崎遊歩道、多幸湧水など)
4日目(火)神津島から東京竹芝へ移動

今回は久しぶりに旅行会社を利用してツアーで手配しました。
料金は東京竹芝-神津島客船(特2等)、宿泊2泊(朝・夕食)、レンタカー2日で48,000円(税込)。地域共通クーポンが7,000円分付いてます。

普通に手配すると船とレンタカーだけで36,000円するので、宿泊が1人1泊3,000円くらいなのでお得ですね!

神津島への行き方

神津島へ行く方法は4種類あります。

1.大型客船

大型客船「さるびあ丸」を利用

東京竹芝から神津島までは最短約10時間。時間は大きく前後する。
行きは夜発で船中泊。起きたら神津島です。
レストランやシャワー室、自動販売機などがあり快適。
船の上から朝日や夕日を見られるのが魅力。

時間がかかるが1番リーズナブル。

2.高速ジェット船

高速ジェット船「セブンアイランド」を利用

東京竹芝から神津島まで約3時間で結ぶ高速船。
浮上翼走という航行をするため、時速約80kmのハイスピードにも関わらずほとんど揺れない。

1番パフォーマンスが高い移動手段。

3.飛行機

プロペラ機「ドルニエ228」を利用

東京調布飛行場から約45分で着く最速の移動手段。

片道15,600円で一番高い。

海が荒れて船が欠航したときの最終手段として使われることもある。

4.カーフェリー

カーフェリー「フェリーあぜりあ」を利用

静岡の下田から1日1便出港している。

下田-神津島間を最短約2時間20分で結ぶ。

東京在住者には下田は遠すぎてメリットは少ないかも。

いざ神津島へ!

今回は予約したのが直前だったので往復ともに客船「さるびあ丸」を利用。

22時出港なので、船へ向かう。
神津島に着くのは明日の10時。12時間の船旅だ。

夜の船ってかっこいい!

神津島へ向けて出港!

この黄色い船体は橘丸!東海汽船運行の八丈島へ行く船です。

レインボーブリッジをくぐり、キラキラの東京を離れます。

今回は子供連れなので椅子席や大部屋を避け、2段ベッドに寝られる特2等を選んだ。

遮光カーテンがあるのでかなりプライベート空間を確保できる。寝てみると思ったより広く快適でマットレスの寝心地はかなり良い。

ちなみに2等椅子席はこういう感じ。

飛行機のビジネスクラスみたい。
足も上げられるし、なかなか快適そう。

2等和室はこんな感じ。

雑魚寝なので結構体がキツそう。

1等はこれに布団セットとスリッパが付くだけ。それなら特2等のほうが良くない?

家を出る前に寝る準備を全て済ませてきたので即就寝。

1日目終了!

2日目

朝起きると、すでに大島を通り越し利島が見えていた。良い天気だ!

時計は7時過ぎ。よく寝たー!

船の揺れがゆりかごのようだった。これ駄目な人は全然眠れないんだろうな。


7時30分~8時30分の間だけ船内のレストランがオープンするので、急いで息子を起こす。

船の中なのに結構広いレストラン。

そして寝起きの島海苔塩ラーメン

食べる前から美味い!

食事を終えて下船の準備をしていると、ついに神津島が見えてきました。

竹芝を出発してから約12時間。遠かったぜ神津島。

到着したのは前浜海岸乗船場。気象条件よっては多幸湾に発着の場合もある。

前浜海岸は村の中心地なので、帰りも前浜海岸から船に乗りたいな。

港には今回宿泊する民宿「吉栄丸」の方が待っていてくれて宿まで送迎してくれた。

宿に着くとすぐに部屋に通された。

部屋はかなり広くて、14畳くらいあったのかな?

さて、ここから忙しくなります。今日はいきなりメインイベント!
天上山に登る日なのだ!

本当は明日を登山の日にしたかったけど、明日午前中少し曇るらしい。
どうせなら良いコンディションの天上山に登りたいではないですか。

まずはレンタカーを借りてから腹ごしらえだ!

海へ向かう道がまるでアニメのワンシーンのようだ。

アニメ風にレタッチしてみた。爽やかだ!

レンタカーはAILANAレンタカーで借りることが出来た。

乗る前に説明を受けてる時、レンタカー屋の人にサラッと衝撃の一言。

「天上山に登るなら白島登山口は崩落して通行止めだから黒島からだね」

いやいや、まさにその白島登山口から登ろうとしてたよ!

Twitterでも神津島のゆるキャラかんむりんが呟いていた。

白島6合目から登れば黒島より1時間以上コースタイムを短縮できるから、今日の午後から登るならここしか無いと思っていた。

これはマズイぞ。

でもこの前、御嶽山登頂を果たして息子の足を持ってすれば天上山は赤子の手を捻るようなものか!?

いけるんじゃない!?多分!

兎にも角にも腹が減っては戦はできぬ。昼飯だ!

昼食を食べに行ったのは先程さるびあ丸が到着した前浜海岸にある「よっちゃーれセンター」。

島で1つしか無い信号を海に向かって右に歩くとすぐにあります。

左がまっちゃーれセンター(観光協会、東海汽船)、右がよっちゃーれセンター(海産物販売、食堂)。

金目の煮付けが有名らしかったけど、最近息子は刺し身が好きなので刺身セットをオーダー。

このボリュームで1,000円!やっす!

息子はどうせ残すだろうと思って1人分しか頼まなかったけど、刺し身とご飯を90%以上食いやがった。
息子に1切れだけ刺し身を恵んでもらったけど、めちゃくちゃ美味かった!

食べたらすぐに黒島登山口へ向かう。
時間がない!急げ!

12時8分 長旅を経て、とうとう黒島登山口に到着したのだった。

まとめ

前々から名前だけは知っていて、天上山登山に行きたいと思っていた神津島。
念願叶って意気揚々と出発をしましたがすこぶる遠い。

家を出発して、登山口に着くまでに約17時間半
登山口に来ただけでかなりの達成感ですよ。

次回は「洋上のアルプス」異名を持つ天上山登山開始です。

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